データ・ファイルの管理

CICS® PA Plug-in から最大限のパフォーマンスを得るために、 さまざまな方法でデータ・ファイルを管理することができます。

CICS モニター機能は、非常に大きなデータ・ファイルとなる大量の出力を生成する場合があります。CICS PA Plug-in でデータをダウンロードしたりファイルを開いたりするたびに、ワークステーションのメモリーが使用されます。 データ選択やファイル・サイズが大きければ大きいほど、使用されるメモリーも多くなります。 分析のために大きなファイルを開くと、使用可能なメモリー量によっては、ワークステーションの動きがかなり遅くなる場合があります。 下記の提案は、データ・ファイルをより効率良く管理するのに役立ちます。

取得するデータベース・レコードの数を制限する
各ビューまたは照会でデータベースからダウンロードするレコード数の最大は 10,000 です。 「ウィンドウ」>「Preferences (設定)」>「CICS Performance Analyzer for z/OS」とクリックし、「Preferences (設定)」ダイアログで数値を変更することにより、ダウンロードするレコードの数を制限できます。
CSV ファイルは 17000 レコード以下で作成する
CSV ファイルを作成する際は、よく選んでください。 17000 レコードの CSV ファイルのサイズは約 15 MB になります。 これより大きなファイルを開こうとすると、メモリーの使用量が増えてワークステーションのパフォーマンスが悪くなる可能性があります。 大量のデータがある場合は、1 つの大きなファイルではなく、複数の CSV ファイルを作成してください。
異なるプロジェクト間でデータを分割する
関係するデータを別々のプロジェクトに保存すれば、データの 管理が容易になります。使用していないプロジェクトは閉じてもかまいません。 プロジェクトを閉じれば、ワークステーションのメモリーが解放されます。
各ファイルを別個のフォルダーに保管する
フォルダーが開かれるたびに、CICS PA Plug-in はそのフォルダー内の すべてのファイルを分析して、その情報をワークステーションのメモリーに保管します。 フォルダーに複数のファイルがあると、その分メモリーの使用量が増えます。 このメモリーは、プロジェクトが閉じられるまで、または CICS Explorer™ が閉じられるまで 解放されません。 各フォルダーにファイルが 1 つだけなら、メモリーの使用量を 最小限に抑えることができます。