データを選択してスプレッドシートとして表示する

データベースに接続するか、CSV データを CICS® PA Plug-inにロードした後、CICS PA の「シート (Sheet)」ビューで、データのすべてまたはサブセットを選択し、スプレッドシートとして表示することができます。

データがまだ CICS PA Plug-in にロードされていない場合は、タスクデータベースへの接続の手順に従ってデータベースに接続するか、CICS PA Plug-in に CSV データをロードするの手順に従って CSV データをロードしてから、続行してください。

データベースからのデータの表示

データベースには非常に大量のデータが格納されている場合があります。 データベースに接続したら、分析するデータの日付と時刻の範囲をまず定義する必要があります。 「概説」ビューの日付ツールチップ・アイコン日付ツールチップ・アイコンをクリックして「"分析時間枠の制限 (Restrict analysis time period)"」ダイアログを表示し、次の画面キャプチャーに示されているように、分析する日付範囲を選択します。

「分析時間枠の制限 (Restrict analysis time period)」ダイアログの画面キャプチャー。分析のための開始日付と終了日付が表示されます。

日付範囲を選択して、「OK」をクリックすると、その日付範囲のアプリケーション ID のリストが「概説 (Overview)」ビューに表示されます。 1 つ以上のアプリケーション ID を選択すると、結果のデータが「シート (Sheet)」ビューに表示されます。 フィルター・フィールドを使用して、必要な文字列の一部または全体を入力することにより、特定のアプリケーション ID やトランザクション ID でフィルターをかけることができます。 ただし、これらのフィルター・フィールドではワイルドカードはサポートされません。 「概説」ビューで 1 つ以上のトランザクション ID を選択することにより、さらにデータを詳細化できます。 下の画面キャプチャーの例では、選択した日付範囲のアプリケーション ID IYCYZC22、トランザクション ID CWBG の 12 レコードが表示されています。

日付範囲のアプリケーション ID IYCYZC22、トランザクション ID CWBG の 12 レコードを表示する画面キャプチャー。

「ツリー (Tree)」ビューを使用して、データベースのデータの構造を確認することができます。 データは、日付、時刻、アプリケーション ID、トランザクション ID の順に構造化されています。

データが日付、時刻、アプリケーション ID、トランザクション ID の順に表示されている「ツリー (Tree)」ビューを示す画面キャプチャー。
「ツリー (Tree)」ビューでは、単一のトランザクション ID、単一の時間枠、または単一の日付期間を選択することができます。 選択すると、データは「シート (Sheet)」ビューにスプレッドシートとして表示されます。 「Sheet」ビューについては、このトピックの後の部分に説明されています。

CSV データの表示

「Project Explorer」ビューで初めてファイルをクリックすると、CICS PA Plug-in がデータの分析を実行します。分析が完了するのに数秒かかる場合があります。分析が完了すると、ファイルの横にプラス・アイコン (Linux® では矢印) が表示されます。そのアイコンおよびそれに続くアイコンをクリックすると、ファイルが展開され、ファイル内容が次に示す順序でカスケード表示されます。
  • 開始日付
  • 開始時刻
  • アプリケーション ID
  • トランザクション ID

次の画面キャプチャーでは、「Old CSV files」フォルダー内のファイル sample.csv に、さまざまな時間間隔を使用して開始日付と開始時刻ごとに分けられたデータが含まれています。 開始時刻 03:55:00.000 にはアプリケーション ID APOC3C1 が含まれており、そこには 2 つのトランザクション ID が含まれています。

「Project Explorer」ビューで、CSV ファイルおよびすべてのブランチが展開されたフォルダーを表示した画像。

「Project Explorer」ビューから単一のトランザクション ID、複数のトランザクション ID、単一の時間枠、複数の時間枠、単一の日付枠、複数の日付枠、またはこれらの組み合わせを選択できます。選択した後、選択を右クリックして「シート・ビュー (Sheet view)」をクリックすることにより、「シート (Sheet)」ビューにデータをスプレッドシートとして表示することができます。 「Sheet」ビューについては、このトピックの後の部分に説明されています。

単一のデータ・エレメントのパフォーマンス・ヒストリーを表示する

単一のデータ・エレメントのパフォーマンス・ヒストリーを表示するには以下の手順を実行してください。
  1. 「シート (Sheet)」ビューで、表示するデータ・エレメントを選択します。
  2. 選択を右クリックして、「パフォーマンス・ヒストリー (Performance history)」をクリックし、ポップアップ・メニューで分析タイプを 1 つ選択します。 詳しくは、データの分析トピックを参照してください。

複数のデータ・エレメントのパフォーマンス・ヒストリーを表示する

複数のデータ・エレメントのパフォーマンス・ヒストリーを表示するには以下の手順を実行してください。
  1. 「シート (Sheet)」ビューで、表示するデータの最初の項目を左クリックで強調表示します。 これはトランザクション ID、アプリケーション ID または時間枠の場合があります。
  2. Shift または Ctrl キーを使用して続く複数のデータ項目を選択します。
  3. 選択を右クリックして、「パフォーマンス・ヒストリー (Performance history)」をクリックし、ポップアップ・メニューで分析タイプを 1 つ選択します。 詳しくは、データの分析トピックを参照してください。

「Sheet」ビュー

「Sheet」ビューで、データの一部または全データをスプレッドシートとして表示できます。列名をクリックして各列のデータをソートしたり、必要に応じてスプレッドシート内で列の位置を変更できます。「Sheet」ビューでは、さらに詳しく分析するために 1 つ以上のトランザクションを選択し、それを新規の「Sheet」ビューまたは 1 つ以上のグラフィカル・ビューで表示できます。

「Sheet」ビューを次の画面キャプチャーに示します。ビュー・タブを見ると、データ・ソースが「PA Database」というデータベース接続であり、選択されたデータに 495 レコードがあることが分かります。 タブの下にある情報行は、選択基準 (この例の場合は選択されたアプリケーション ID と日付範囲) を示しています。

データベースからのデータを含む「シート (Sheet)」ビューの画面キャプチャー

「Sheet」ビューは選択されたデータ・ソースのすべてのデータ・フィールドを表示します。しかし、データの量によっては、問題のある状態を見つけ出すのが難しい場合もあります。ソート機能を利用するか、別のアプリケーション ID やトランザクション ID を選択することにより、データ選択を絞ってさらに分析できます。

サブセットを選択した後、それを右クリックし、「パフォーマンス・ヒストリー (Performance history)」をクリックして、レポート・オプションの 1 つを選択してさらにデータを分析します。

データの分析に関する追加情報は、関連したリンクを参照してください。