IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5

インストール・ガイド



お願い

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。

第 5 版 (2012 年 6 月)

本書は、IBM Rational Developer for Power Systems Software バージョン 8.5 (PPA 5724-Y99) または (AAS 5733-RDG、5733-RDH、5733-RDJ、5733-RDC) および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。

Copyright International Business Machines Corporation 2012.

目次

概説
IBM Installation Manager
IBM Rational Software Delivery Platform
インストール要件
ハードウェア要件
ソフトウェア要件
ユーザー特権についての要件
インストール計画
インストール・シナリオ
インストールするフィーチャーの決定
フィーチャー
アップグレードおよび共存についての考慮事項
製品の共存についての考慮事項
インストール・リポジトリー
IBM Installation Manager のリポジトリー設定
パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリー
プリインストール作業
AIX のインストール作業
AIX サーバー・プリインストール作業
AIX サーバー・インストール作業
Linux on Power のインストール作業
Linux サーバー・プリインストール作業
Linux サーバー・インストール作業
インストール作業
DVD からの Rational Developer for Power Systems Software のインストール: 作業の概要
電子イメージからの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール: 作業の概要
電子イメージからのインストール
HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからの Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール: 作業の概要
HTTP Web サーバー上への IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の配置: 作業の概要
電子イメージの確認および解凍
ダウンロードしたファイルの解凍
ランチパッド・プログラムからのインストール
ランチパッド・プログラムの開始
ランチパッド・プログラムからのインストールの開始
Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール
サイレント・インストール
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の開始
ライセンスの管理
ライセンス・アクティベーション・キットをインポートする方法
フローティング・ライセンスの活動化
インストール済み製品パッケージのライセンス情報の表示
インストールの変更
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の更新
前のバージョンへの更新の復帰
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のアンインストール
IBM Installation Manager の管理
IBM Installation Manager のインストール
IBM Installation Manager の始動
IBM Installation Manager のアンインストール
IBM Packaging Utility
特記事項
商標

概説

このインストール・ガイドには、IBM® Rational® Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール、更新、およびアンインストール方法が記載されています。

製品の詳細については、IBM Rational Developer for Power Systems Software のホーム・ページ (http://www.ibm.com/software/rational/products/rdp/) を参照してください。

IBM Installation Manager

IBM Installation Manager は、コンピューターに IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージをインストールするために役立つプログラムです。インストールされているすべてのパッケージの更新、変更、およびアンインストールにも使用できます。パッケージとは、 具体的に Installation Manager でインストールできるように設計された製品、 コンポーネントのグループ、または単一のコンポーネントです。

IBM Installation Manager は、パッケージのインストールを行うだけではありません。これまでに何をインストールしたかを記録したり、何をインストールできるかを判別したり、インストール・ディレクトリーを編成したりするのに役立ちます。

IBM Installation Manager には、パッケージをそのライフ・サイクルを通じて保守しやすくする、 次の 6 つのウィザードがあります。

  1. 「インストール」ウィザードでは、インストールのプロセス全体を案内します。単純にデフォルトを受け入れてパッケージをインストールすることも、デフォルト設定を変更してカスタム・インストールを作成することもできます。インストール前に、この ウィザードを使用して行った選択内容の完全な要約が示されます。 このウィザードを使用すると、同時に 1 つ以上のパッケージをインストールできます。
  2. 「更新」ウィザードでは、インストール済みのパッケージに対して使用可能な更新を検索します。更新には、その製品のリリース済みフィックス、新規フィーチャー、または新規バージョンなどがあります。 その更新の内容の詳細がウィザードで提供されます。 更新を適用するかどうかを選択できます。
  3. 「ライセンスの管理」ウィザードは、パッケージのライセンスをセットアップする場合に役立ちます。このウィザードを使用して、試用ライセンスをフル・ライセンスに変更します。
  4. 「ロールバック」ウィザードを使用すると、パッケージを前のバージョンに戻すことができます。
  5. 「アンインストール」ウィザードは、コンピューターからパッケージを除去します。 同時に複数のパッケージをアンインストールできます。
  6. 「変更」ウィザードを使用して、すでにインストール済みのパッケージの特定の要素を変更できます。 パッケージの初回インストール時に、インストールするフィーチャーを選択します。 後で別のフィーチャーが必要になった場合は、「パッケージの変更」ウィザードを使用して、パッケージにそのフィーチャーを追加できます。また、フィーチャーの除去、言語の追加または除去も可能です。

IBM Installation Manager について 詳しくは、IBM Installation Manager インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r5/index.jsp) に アクセスしてください。

IBM Rational Software Delivery Platform

IBM Rational Software Delivery Platform は、 複数の製品で共用される開発ワークベンチおよびその他のソフトウェア・コンポーネントが含まれた共通開発環境です。

インストール要件

このセクションでは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 を正常にインストールし、実行するために満たす必要がある、 ハードウェア、ソフトウェア、およびユーザー特権の要件について説明します。

ハードウェア要件

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールする前に、 ご使用のシステムが最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。

インストールにおけるハードウェア要件は次のとおりです。

ハードウェア 要件
プロセッサー 少なくとも 1 GHz の Intel プロセッサー (上位を推奨)
メモリー 1 GB RAM、2 GB RAM を推奨
ディスク・スペース 最小: 1 GB のディスク・スペースが製品パッケージのインストールに必要です。 さらに、開発するリソース用の追加ディスク・スペースが必要になります。
注:
  • ディスク・スペース要件は、インストールするフィーチャーによって増減する場合があります。
  • この製品をインストールするための製品パッケージをダウンロードする場合は、 追加のディスク・スペースが必要になります。
  • ご使用の環境変数 TEMP で指定されたディレクトリーには、500 MB の追加ディスク・スペースが必要です。
ディスプレイ 最小解像度 1024 x 768 (最適な結果を得るためにはそれ以上)

ソフトウェア要件

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールする前に、ご使用のシステムがソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。

IBM i システム

AIX システム

Linux on Power システム

クライアント・オペレーティング・システム

この製品では以下のオペレーティング・システムがサポートされています。

その他のソフトウェア要件

IBM i Web サービスおよび Java ツールのフィーチャーなど、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 には追加ソフトウェアを必要とするフィーチャーもあります。

詳しくは、『フィーチャー』を参照してください。

ユーザー特権についての要件

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールするには、以下の要件を満たすユーザー ID を所持している必要があります。

インストール計画

どの製品フィーチャーをインストールまたは更新する場合にも、 事前にこのセクションのすべてのトピックをご一読ください。効果的なプランニングと、 インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。

インストール・シナリオ

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールまたは更新する際に使用できるシナリオは多数あります。

以下に、インストール・シナリオを決定するいくつかの要素を挙げます。

典型的なインストール・シナリオには、以下のものがあります。

後ろの 2 つのシナリオでは、IBM Installation Manager プログラムをサイレント・モードで実行して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールできます。 IBM Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合の詳細は、『サイレント・インストール』を参照してください。

基本製品パッケージのインストールと同時に更新もインストールできることにも注意してください。

非管理者として IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールするには、 ランチパッド・プログラムを実行するのではなく、DVD または電子イメージの InstallerImage_platform フォルダーにある userinst プログラムを手動で実行しなければならないことに注意してください。 userinst プログラムには、ランチパッド・プログラムと同じ機能が用意されています。

DVD からのインストール

このインストール・シナリオでは、製品パッケージ・ファイルが収容された DVD があり、ご使用のワークステーションに IBM Rational Developer for Power Systems SoftwareV8.5 をインストールします。 このステップの概要については、『DVD からの Rational Developer for Power Systems Software のインストール: 作業の概要』を参照してください。

ワークステーションにダウンロードした電子イメージからの インストール

このシナリオでは、 IBM パスポート・アドバンテージまたは IBM の Entitled Software Support サイトから インストール・ファイルをダウンロード済みであり、ワークステーションに IBM Rational Developer for Power Systems SoftwareV8.5 をインストールします。 このステップの概要については、『電子イメージからの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール: 作業の概要』を参照してください。

HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール

このシナリオは、 ネットワークを通じて製品をインストールする最速の方式です。 HTTP または HTTPS Web サーバー上に IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の製品パッケージ・ファイルを置くには、IBM Packaging Utility というユーティリティー・アプリケーションを使用して、 HTTP または HTTPS Web サーバーから直接 IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールする場合に使用できるパッケージ・フォーマットにインストール・ファイルをコピーする必要があります。このユーティリティーは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 に添付されています。パッケージが含まれている HTTP または HTTPS Web サーバー上のディレクトリーは、リポジトリーと呼ばれます。このステップの概要については、『HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからの Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール: 作業の概要』および『HTTP Web サーバー上への IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の配置: 作業の概要』を参照してください。

インストールするフィーチャーの決定

インストールする IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のフィーチャーを選択することにより、 ソフトウェア製品をカスタマイズできます。

IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の製品パッケージをインストールする場合は、 使用可能な製品パッケージに入っているフィーチャーがインストール・ウィザードに表示されます。このフィーチャー・リストから、インストールするフィーチャーを選択できます。 デフォルトの一連のフィーチャーが選択されています (必須フィーチャーはすべて含まれています)。 フィーチャー間に依存関係があれば、IBM Installation Manager はそれを強化し、必要なフィーチャーが消去されないようにします。

インストールの際に英語以外の言語を選択した場合は、すべての言語がインストールされます。 同じセットに翻訳しない他のグループのコンポーネントについては、 英語と翻訳された内容が混じって表示されることがあります。

注:
パッケージのインストールを終了した後も、IBM Installation Manager で「変更」ウィザードを実行して、ソフトウェア製品のフィーチャーを追加または除去することができます。詳しくは、『インストールの変更』を参照してください。

フィーチャー

以下の表には、インストールを選択できる IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のフィーチャーが示されています。デフォルトで選択されているインストールするフィーチャーは、異なる場合があります。 フィーチャーがすでに共用リソース・ディレクトリーに存在している場合は、デフォルトでは選択されず、再度インストールされることはありません。

名前 説明 インストール対象としてデフォルトで選択済み
i 用の RPG/COBOL 開発ツール IBM i 用の統合化された編集、コンパイル、およびデバッグの環境です。ネイティブ IBM i アプリケーションの開発用に、IBM i Projects、IBM Application Diagram Component、Screen Designer、および Report Designer ツールも備えています。これらのワークステーション・ツールを使用して、IBM i への接続、ライブラリー、オブジェクト、メンバー、ジョブ、および IFS ファイルの管理、RPG、COBOL、CL、および DDS 用の豊富な編集機能を装備した最新のワークステーション・ベース・エディターによるソース・メンバーの編集、DDS ディスプレイおよびプリンター・ファイルのグラフィカル編集、コンパイルの起動とエラー・フィードバックの取得、リモート検索の実行、プログラムのリモート・デバッグ、ネイティブ IBM i アプリケーション内のリソースとその関係を表すグラフィカル・ビューの作成を行うことができます。 はい
IBM i Web Services and Java のツール IBM i ILE プログラム、 サービス・プログラム、または OPM プログラム内のビジネス・ロジックとの通信に Java Web サービスのフロントエンドを使用する SOA アプリケーションをビルドするためのツールが用意されています。

注:

あらかじめ、「JSP およびサーブレット開発ツール」 および「WebSphere® Application Server リモート・サーバー・スタブ 6.1、7.0、8.0、または 8.5」 フィーチャーを インストールしておく必要があります。 IBM Installation Manager が、この依存関係が満たされていることを検査します。 この依存関係が満たされていない場合、このフィーチャーは使用不可となり、インストールを選択することはできません。

必要なフィーチャーは、以下の製品に用意されています。

  • IBM Rational Application Developer V8.5
  • IBM Rational Business Developer V8.5
  • IBM Rational Software Architect for WebSphere Software V8.5
  • IBM WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse V8.5
  • IBM Rational Developer for System i for Service Oriented Architecture Construction v8.5

はい (依存関係が満たされている場合)

WebSphere® JAX-WS Web サービス・ランタイム Web サービス・ウィザードで WebSphere® JAX-WS Web サービス・ランタイムのサポートを提供します。

注:

あらかじめ、「JSP およびサーブレット開発ツール」「WebSphere Application Server リモート・サーバー・スタブ 6.1、7.0、8.0、または 8.5」、および「Java EE および Web サービス開発ツール」 フィーチャーを インストールしておく必要があります。 IBM Installation Manager が、この依存関係が満たされていることを検査します。 この依存関係が満たされていない場合、このフィーチャーは使用不可となり、インストールを選択することはできません。

必要なフィーチャーは、以下の製品に用意されています。

  • IBM Rational Application Developer V8.5
  • IBM Rational Software Architect for WebSphere Software V8.5

いいえ

IBM i 用の Rational Team Concert クライアント統合 IBM i 用の Rational Team Concert クライアントのためのサポートを提供します。

注:

あらかじめ、IBM Rational Team Concert 3.0.1 または IBM Rational Team Concert 4.0 クライアント製品をインストールしておく必要があります。 IBM Installation Manager が、この依存関係が満たされていることを検査します。 この依存関係が満たされていない場合、このフィーチャーは使用不可となり、インストールを選択することはできません。

いいえ

AIX 用の C/C++ 開発ツール

AIX C/C++ 開発者用の統合化された編集、コンパイル、およびデバッグの環境です。 この Eclipse ベースのフレームワークにより、C/C++ 開発者は他の Rational ツールでの作業をシームレスに行うことができます。

はい
Linux 用の C/C++ 開発ツール

Linux C/C++ 開発者用の統合化された編集、コンパイル、およびデバッグの環境です。 この Eclipse ベースのフレームワークにより、C/C++ 開発者は他の Rational ツールでの作業をシームレスに行うことができます。

はい
AIX 用の COBOL 開発ツール

COBOL 開発者用の統合化された編集、コンパイル、およびデバッグの環境です。この Eclipse ベースのフレームワークにより、COBOL 開発者は、他の Rational ツールでの作業をシームレスに行うことができ、System z および IBM i の両ツールとの類似性により、短期間での習得が可能になります。

はい

注:
  1. インストールの際に、「フィーチャー」ページで、インストールするパッケージ・フィーチャーの選択を求めるプロンプトが表示されます。 フィーチャー間の依存関係を表示するには、「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。

    フィーチャーをクリックすると、 「詳細」に簡単な説明が表示されます。 処理しているパッケージ内のフィーチャーを選択したりクリアしたりすると、 IBM Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に適用し、 ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。

アップグレードおよび共存についての考慮事項

本製品の以前のバージョンを所有している場合や、同じワークステーション上への複数の Rational Software Delivery Platform 製品のインストールを計画されている場合は、このセクションに記載された情報を検討してください。

製品の共存についての考慮事項

一部の製品は、同じパッケージ・グループにインストールされた場合、 それと共存し、機能を共用するように設計されています。 パッケージ・グループは、1 つ以上のソフトウェア製品またはパッケージをインストールできるロケーションです。 各パッケージをインストールする場合は、 そのパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするか、または新規にパッケージ・グループを作成するのかを選択します。 IBM Installation Manager は、 共用するように設計されていない製品や、バージョンの許容度およびその他の要件を満たさない製品をブロックします。 一度に複数の製品をインストールする場合は、 製品でパッケージ・グループを共用できなければなりません。

リリース時点で、パッケージ・グループにインストールされた場合に機能を共用する製品は、以下のとおりです。

注:
Web Development Extension For Power Systems Software (WDT EXT) は、同じパッケージ・グループに WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse がインストールされている場合のみ、関数を共有できます。

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 では、 以下のいずれかの製品を含むパッケージ・グループへのインストールはサポートされていません。

適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。 製品がインストールされると、その機能はパッケージ・グループ内の他のすべての製品で共用されます。 開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、 製品のいずれか一方を始動すると、開発とテストの両方の機能がユーザー・インターフェースで使用可能になります。 製品にモデリング・ツールを追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、 開発、テストおよびモデリングの機能が使用可能になります。

開発製品をインストールし、その後で追加の機能を持つ開発製品を購入して、同じパッケージ・グループにその製品を追加すると、 両方の製品で追加の機能が使用可能になります。 より多くの機能を持つ製品をアンインストールした場合、元の製品はそのまま残ります。

注:
固有のロケーションにインストールされた各製品は、 1 つのパッケージ・グループとしか関連付けることができません。 複数のパッケージ・グループと関連付けるためには、製品を複数のロケーションにインストールする必要があります。

インストール・リポジトリー

IBM Installation Manager では、指定したリポジトリーのロケーションから製品パッケージを取得します。

ランチパッドを使用して IBM Installation Manager を開始すると、 リポジトリー情報が Installation Manager に渡されます。IBM Installation Manager を直接開始した場合は、インストールする 製品パッケージが格納されたインストール・リポジトリーを指定する必要があります。 『IBM Installation Manager のリポジトリー設定』を参照してください。

一部の組織では、製品パッケージをイントラネットに組み込み、ホスティングします。 この種のインストール・シナリオについては、『HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール』を参照してください。 システム管理者から正しい URL を提供してもらう必要があります。

デフォルトでは、IBM Installation Manager は、 各 Rational Software Development 製品に組み込まれている URL を使用して、 インターネット経由でリポジトリー・サーバーに接続します。その後、IBM Installation Manager が製品パッケージと新規フィーチャーを検索します。

IBM Installation Manager のリポジトリー設定

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストールをランチパッド・プログラムから開始する場合は、IBM Installation Manager の開始時に、インストールする製品パッケージを含むリポジトリーのロケーションが Installation Manager に自動的に定義されます。ただし、IBM Installation Manager を直接開始する場合 (例えば、Web サーバー上のリポジトリーから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールする場合)、製品パッケージをインストールするには、リポジトリーの設定 (製品パッケージを含んでいるディレクトリーの URL) を IBM Installation Manager で指定する必要があります。このリポジトリー・ロケーションは、 「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで指定します。デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品に組み込まれている URL を使用して、 インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続し、インストール可能なパッケージおよび新規フィーチャーを検索します。 組織によっては、イントラネット・サイトを使用するためにリポジトリーをリダイレクトする必要があります。

始める前に

インストール・プロセスを開始する前に、必ず管理者からインストール・パッケージ のリポジトリーの URL を取得してください。

このタスクについて

IBM Installation Manager でリポジトリー・ロケーションを追加、 編集、または除去するには、次の手順に従ってください。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. IBM Installation Manager の「スタート」ページで、「ファイル」 > 「設定」をクリックしてから 「リポジトリー」をクリックします。 「リポジトリー」ページが開きます。 このページには、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびアクセス可能かどうか が表示されます。
  3. 「リポジトリー」ページで、「リポジトリーの追加」をクリックします。
  4. 「リポジトリーの追加」ウィンドウで、 リポジトリー・ロケーションの URL を入力するか、ブラウズしてファイル・パスを設定します。
  5. 「OK」をクリックします。HTTPS または制限付き FTP のリポジトリー・ロケーションを指定した場合は、 ユーザー ID とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。 新規または変更されたリポジトリー・ロケーションがリストされます。リポジトリー がアクセス不可の場合は、「接続」列に赤い x が表示されます。
  6. 「OK」をクリックして終了します。

次のタスク

IBM Installation Manager によってデフォルトのリポジトリー・ロケーションでインストール済みパッケージを検索する場合は、 「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にサービス・リポジトリーを検索します」の設定が選択されていることを確認します。 この設定はデフォルトで選択されています。

パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリー

IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージをインストールする場合は、パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリーを選択する必要があります。

パッケージ・グループ

インストール・プロセス中に、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージの パッケージ・グループ を指定する必要があります。パッケージ・グループは、 パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。 IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージをインストールする場合は、 新規パッケージ・グループを作成するか、または既存のパッケージ・グループにインストールできます。(一部のパッケージは、パッケージ・グループを共用できない場合があります。その場合、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。)

一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループ にインストールされる点に注意してください。

パッケージ・グループには自動的に名前が割り当てられます。ただし、パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーは選択できます。

製品パッケージのインストールが成功し、パッケージ・グループが作成された後に、インストール・ディレクトリーを変更することはできません。インストール・ディレクトリーには、パッケージ・グループにインストールされた IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージに固有のファイルおよびリソースが含まれます。他のパッケージに使用される可能性のある製品パッケージ内のリソースは、共用リソース・ディレクトリーに置かれます。

共用リソース・ディレクトリー

共用リソース・ディレクトリー は、1 つ以上の製品パッケージ・グループで使用できるインストール作成物を配置する ディレクトリーです。

重要:
共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回 インストール時に指定できます。 最良の結果を得るには、一番大きいドライブを使用してください。 すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを 変更することはできません。

プリインストール作業

製品をインストールする前に、以下のステップを実行しておく必要があります。

手順

  1. ご使用のシステムがセクション『インストール要件』に記載されている要件を満たしていることを確認します。
  2. ご使用のユーザー ID が製品のインストールに必要なアクセス権を満たしていることを確認します。『ユーザー特権についての要件』を参照してください。
  3. セクション『インストール計画』を参照します。特にトピック『アップグレードおよび共存についての考慮事項』に注意してください。

AIX のインストール作業

以下のセクションでは、ターゲット AIX 開発システムのセットアップおよび構成のためのインストール・プロセスの概要を示します。詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。

この操作は、アプリケーション開発のターゲットとする AIX サーバーに対して一度だけ行う必要があります。

AIX サーバー・プリインストール作業

ツールから開発 AIX システムにアクセスするには、サーバー・サイド・アプリケーションをインストールする必要があります。

手順

  1. ご使用のシステムが、セクション『ソフトウェア要件』に記載されているソフトウェア要件を満たしていることを確認します。
  2. ご使用の AIX ユーザー ID にルート・アクセス権限があることを確認します。
  3. このツールの実行時間は、サーバーにインストールされている 32 ビット IBM Java 1.5 JRE または JDK によって異なります。 必須ファイル・セットである Java5.sdk は、AIX インストール・メディアに収められており、「installp -aXgd /cdrom/usr/sys/inst.images Java5.sdk」を実行することでインストールできます。
    1. 詳しくは、IBM Java ダウンロード・ページを参照してください。

AIX サーバー・インストール作業

ツールから開発 AIX システムにアクセスするには、サーバー・サイド・アプリケーションをインストールする必要があります。

手順

  1. ご使用の AIX ユーザー ID にルート・アクセス権限があることを確認します。
  2. 製品イメージに、disk1/AIXServerRuntime というディレクトリーがあります。 このディレクトリーに installp ファイル・セットがあります。 これらをターゲット AIX システム上のディレクトリーにコピーする必要があります。 これらは、ターゲット AIX サーバーでのルート・アクセス権限を持つユーザーであれば誰でも、「installp」または「smitty installp」AIX コマンドを使用してインストールできます。 例: "installp -agXd <directory_with_installp_filesets> all"
  3. デフォルトでは、デーモンはポート 8050 で実行を開始します。このポートは、ツールによる AIX システムとの通信に使用されます。別のポートを構成するには、/opt/IBM/RDPower/8.5/rse/daemon.pl スクリプトの $port 変数を編集してください。
  4. デーモンを再始動するには、管理者はまずデーモンを強制終了し、「telinit q」コマンドで再始動することが必要になります。
  5. SSL を使用して接続を保護するには、サーバーを以下のように構成する必要があります。
    1. keytool (Java SDK で提供) を使用して、鍵ペア (公開鍵とそれに対応する秘密鍵) を生成する必要があります。次のコマンドで、aliasname、keystorename、および password を指定してこれを行うことができます。 "keytool -genkey -alias <aliasname> -validity 3650 -keystore <keystorename> -storepass <password> -keypass <password>"
    2. keytool を使用して鍵ストアを生成した後で、/opt/IBM/RDPower/8.5/rse ディレクトリーにある ssl.properties ファイルを編集する必要があります。

Linux on Power のインストール作業

以下のセクションでは、ターゲット Linux 開発システムのセットアップおよび構成のためのインストール・プロセスの概要を示します。 詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。

この操作は、アプリケーション開発のターゲットとする Linux サーバーに対して一度だけ行う必要があります。

Linux サーバー・プリインストール作業

ツールから開発 Linux システムにアクセスするには、サーバー・サイド・アプリケーションをインストールする必要があります。

手順

  1. ご使用のシステムが、セクション『ソフトウェア要件』に記載されているソフトウェア要件を満たしていることを確認します。
  2. ご使用の Linux ユーザー ID にルート・アクセス権限があることを確認します。
  3. このツールの実行時間は、サーバーにインストールされている 32 ビット IBM Java 1.5 JRE または JDK によって異なります。 必要な RPM パッケージ ibm-java2-ppc-jre (または ibm-java2-ppc-sdk) は、「rpm -ivh ibm-java2-ppc-jre*rpm」コマンドでインストールできます。
    1. 詳しくは、IBM Java ダウンロード・ページを参照してください。

Linux サーバー・インストール作業

ツールから開発 Linux システムにアクセスするには、サーバー・サイド・アプリケーションをインストールする必要があります。

手順

  1. ご使用の Linux ユーザー ID にルート・アクセス権限があることを確認します。
  2. 製品イメージに、disk1/PowerLinuxServerRuntime というディレクトリーがあります。 このディレクトリーに RPM パッケージがあります。 これらをターゲット Linux システムにコピーする必要があります。 これらは、ターゲット Linux サーバーでのルート・アクセス権限を持つユーザーであれば誰でも、「rpm」Linux ユーティリティー・コマンド (例: rpm -ivh *.rpm) を使用してインストールできます。 JRE の代わりに JDK がインストールされている環境では、サーバー・ランタイム・パッケージを インストールするとき、RPM コマンドの依存関係検査オプションを無効 (--nodeps) にしておく必要があります。(例: rpm -ivh *rpm --nodeps)
  3. デフォルトでは、デーモンはポート 8050 で実行を開始します。このポートは、ツールによる Linux システムとの通信に使用されます。 別のポートを構成するには、/opt/IBM/RDPower/8.0/rse/daemon.pl スクリプトの $port 変数を編集してください。
  4. デーモンを再始動するには、管理者はまずデーモンを強制終了し、「telinit q」コマンドで再始動することが必要になります。
  5. SSL を使用して接続を保護するには、サーバーを以下のように構成する必要があります。
    1. keytool (Java SDK で提供) を使用して、鍵ペア (公開鍵とそれに対応する秘密鍵) を生成する必要があります。次のコマンドで、aliasname、keystorename、および password を指定してこれを行うことができます。 "keytool -genkey -alias <aliasname> -validity 3650 -keystore <keystorename> -storepass <password> -keypass <password>"
    2. keytool を使用して鍵ストアを生成した後で、/opt/IBM/RDPower/8.0/rse ディレクトリーにある ssl.properties ファイルを編集する必要があります。

インストール作業

次のセクションでは、『インストール・シナリオ』のセクションに記載されているインストール・シナリオの概要を示します。 詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。

DVD からの Rational Developer for Power Systems Software のインストール: 作業の概要

このインストール・シナリオでは、インストール・ファイルが収容された DVD があり、ご使用のワークステーションに Rational Developer for Power Systems Software をインストールします。

このタスクについて

DVD からインストールする一般的な手順は以下のとおりです。

手順

  1. プリインストール作業』にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. インストール・メディアをドライブに挿入します。
  3. システムで自動実行が使用可能になっている場合は、Rational Developer for Power Systems Software ランチパッド・プログラムが 自動的に開きます。 自動実行が使用不可の場合は、ランチパッド・プログラムを開始してください。 詳しくは、『ランチパッド・プログラムの開始』を参照してください。
  4. ランチパッドから Rational Developer for Power Systems Software のインストールを開始します。 詳しくは、『ランチパッド・プログラムからのインストールの開始』を参照してください。

電子イメージからの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール: 作業の概要

このタスクについて

以下に、電子インストール・イメージから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールする場合の一般的な手順を示します。

手順

  1. ダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なスペースが、ワークステーションにあることを確認してください。 IBM パスポート・アドバンテージ、または IBM の Entitled Software Support サイトの いずれかから、インストール・イメージをダウンロードできます。 『ハードウェア要件』を参照してください。
  2. 製品イメージの必要な部分を、一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルからインストール・イメージを抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、『電子イメージの確認および解凍』を参照してください。
  4. 続けて、下記の『電子イメージからのインストール』のステップを実行します。

電子イメージからのインストール

手順

  1. プリインストール作業』にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. ランチパッド・プログラムを開始します。詳しくは、『ランチパッド・プログラムの開始』を参照してください。
  3. ランチパッドから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストールを開始します。 詳しくは、『ランチパッド・プログラムからのインストールの開始』を参照してください。
  4. 「インストール」ウィザードの説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、『Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール』を参照してください。

HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからの Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール: 作業の概要

このシナリオでは、製品パッケージは HTTP または HTTPS Web サーバーから IBM Installation Manager によって取り出されます。

始める前に

以下のステップでは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のパッケージを収容したリポジトリーが HTTP または HTTPS Web サーバー上に作成されていると仮定しています。

このタスクについて

HTTP または HTTPS サーバー上のリポジトリーから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージをインストールするには、以下のようにします。

手順

  1. プリインストール作業』にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. IBM Installation Manager をインストールします。『IBM Installation Manager の管理』を参照してください。 このシナリオでは、例えば、IBM Installation Manager のインストール・ファイルは共用ドライブから入手できます。
  3. IBM Installation Manager を開始します。 詳しくは、『IBM Installation Manager の始動』を参照してください。
  4. IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージが含まれているリポジトリーの URL を、IBM Installation Manager のリポジトリーとして設定します。『IBM Installation Manager のリポジトリー設定』を参照してください。
  5. IBM Installation Manager で「インストール」ウィザードを開始し、 「パッケージのインストール」ウィザードに表示される指示に従ってインストールを完了します。詳しくは、『Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール』を参照してください。

HTTP Web サーバー上への IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の配置: 作業の概要

このタスクについて

HTTP Web サーバー上に配置されているリポジトリーからのインストール用に IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5を準備するには、以下の手順に従ってください。

手順

  1. ご使用の HTTP または HTTPS Web サーバーに、 製品パッケージを保管するのに十分なディスク・スペースがあることを確認します。 『ハードウェア要件』を参照してください。
  2. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なディスク・スペースが、ワークステーションにあることを確認してください。『ハードウェア要件』を参照してください。
  3. IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、ワークステーション上の一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
  4. ダウンロードしたファイルからインストール・イメージをワークステーション上の別の一時ディレクトリーに抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、『電子イメージの確認および解凍』を参照してください。
  5. ワークステーションに IBM Packaging Utility をインストールします。
  6. Packaging Utility を使用して、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージをコピーします。
  7. Packaging Utility の出力を HTTP または HTTPS Web サーバーにコピーします。
  8. IBM Installation Manager のインストール・ファイルを、 製品の disk1 から共用ドライブにコピーします。
  9. 社内ユーザーに IBM Installation Manager をインストールするよう指示します。
  10. 以前に作成済みの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージが含まれているリポジトリーの URL をユーザーに提供します。

電子イメージの確認および解凍

IBM パスポート・アドバンテージまたは IBM の Entitled Software Support サイトのいずれかからインストール・ファイルをダウンロードする場合は、 圧縮ファイルから電子イメージを解凍してから、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をインストールしてください。

このタスクについて

インストール・ファイルのダウンロードに Download Director オプションを選択した場合、Download Director アプレットは処理する各ファイルの完全性を自動的に検証します。

ダウンロードしたファイルの解凍

このタスクについて

圧縮ファイルをルート・ディレクトリー (Windows では、例えば C:¥RDPower) に解凍します。 ファイルが解凍されると、次のように表示されます。

ランチパッド・プログラムからのインストール

ランチパッド・プログラムを使用すると、1 つのロケーションでリリース情報の表示およびインストール・プロセスの開始を行うことができます。

このタスクについて

以下のような場合、ランチパッド・プログラムを使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストールを開始します。

インストール・プロセスをランチパッド・プログラムから開始すると、コンピューターにまだインストールされていない場合には、IBM Installation Manager が自動的にインストールされ、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージが含まれているリポジトリーのロケーションで事前定義された状態で起動します。Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。

ランチパッドからインストールするには、以下のようにします。

手順

  1. プリインストール作業をまだ行っていない場合は、『プリインストール作業』に記載されているプリインストール作業を完了します。
  2. ランチパッド・プログラムを開始します。『ランチパッド・プログラムの開始』を参照してください。
  3. IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストールを開始します。『ランチパッド・プログラムからのインストールの開始』を参照してください。

次のタスク

「パッケージのインストール」ウィザードの説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、『Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール』を参照してください。

ランチパッド・プログラムの開始

始める前に

プリインストール作業をまだ行っていない場合は、『プリインストール作業』に記載されているプリインストール作業を完了します。

このタスクについて

インストールを DVD から行い、ワークステーションで自動実行が使用可能になっている場合は、DVD ドライブにインストール DVD を挿入すると、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 ランチパッドが自動的に開始されます。電子イメージからインストールする場合や、 ワークステーションで自動実行が構成されていない場合は、手動でランチパッド・プログラムを開始する必要があります。

ランチパッド・プログラムを開始するには、以下のようにします。

手順

  1. IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の DVD を DVD ドライブに挿入します。
  2. システムで自動実行が使用可能になっている場合は、IBM Rational Developer for Power Systems Software ランチパッド・プログラムが 自動的に開きます。 ご使用のシステムで自動実行が使用可能に設定されていない場合、または電子イメージからインストールする場合は、ランチパッド・プログラムを手動で実行する必要があります。 ランチパッド・プログラムは、DVD のルート・ディレクトリー、または 1 枚目のインストール・ディスクのダウンロード・ファイルの 解凍後インストール・イメージのルート・ディレクトリーにあります。

ランチパッド・プログラムからのインストールの開始

手順

  1. ランチパッド・プログラムを開始します。
  2. リリース情報をまだ読んでいない場合は、「リリース・ノート (Release notes)」をクリックしてお読みください。
  3. 5 つのインストール・オプションがランチパッドに表示されます。 インストールを開始する準備ができたら、5 つのインストール・オプションのいずれかをクリックしてください。 ランチパッドで選択されたインストール・オプションに応じて、デフォルトで該当するフィーチャーが Installation Manager で選択されています。
  4. システムで IBM Installation Manager が検出されない場合、または旧バージョンがすでに インストールされている場合に、インストール・ウィザードを開始すると、インストール対象として IBM Installation Manager V1.5.2 および IBM Rational Developer for Power Systems Software の両方がリストされます。 IBM Installation Manager V1.5.2 がすでにインストールされている場合は、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 だけが表示されます。
  5. ウィザードの指示に従って、IBM Installation Manager および IBM Rational Developer for Power Systems Software のインストールを完了します。詳しくは、『IBM Installation Manager のインストール』を参照してください。

Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストール

以下のステップでは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージの IBM Installation Manager グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) によるインストールについて説明します。

手順

  1. IBM Installation Manager の「スタート」ページで、 「インストール」をクリックします。
    注:
    Installation Manager の新しいバージョンが検出されると、 そのバージョンのインストールの確認を求めるプロンプトが表示されます。 これを確認しないと、続行することはできません。 「OK」をクリックして先に進みます。 Installation Manager は自動的に、新しいバージョンのインストール、停止、再始動、および再開を実行します。
  2. 「インストール」ウィザード に、IBM Installation Manager での検索対象リポジトリーで検出されたすべてのパッケージがリストされます。 2 つのバージョンのパッケージが検出された場合は、最新バージョンまたは推奨バージョンのパッケージのみが表示されます。
  3. IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージをクリックすると、「詳細」ペインにその説明が表示されます。
  4. IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージに対する更新を検索するには、「その他のバージョンおよび拡張の検査 (Check for Other Versions and Extensions)」をクリックします。
    注:
    Installation Manager が定義済みの IBM 更新リポジトリー・ロケーションで インストール済みパッケージを検索するには、 「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にリンクされたリポジトリーをサーチします」設定を選択する必要があります。 この設定はデフォルトで選択されています。インターネットへのアクセスも必要です。
    Installation Manager は、 製品パッケージの定義済みの IBM 更新リポジトリーで更新を検索します。 リポジトリー・ロケーションを設定しておけば、 そこも検索します。プログレス・バーに検索状況が表示されます。 基本製品パッケージのインストールと同時に更新もインストールできます。
  5. IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージの更新が検出されると、 「パッケージのインストール」ページの各製品の下の「インストール・パッケージ」リストにそれらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
  6. インストールする IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージおよびそのパッケージに対する更新を選択します。依存関係のある更新は、 自動でまとめて選択およびクリアされます。「次へ」をクリックして続けます。
    注:
    一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。
  7. 前提条件に関するページで、画面に表示されているアンチウィルス警告メッセージを調べ、指示が出された場合はその指示に従ってください。 「次へ」をクリックして続けます。
  8. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。

    複数のパッケージをインストールするよう選択した場合は、 パッケージごとにご使用条件があります。「ライセンス」ページの左側で、 各パッケージのバージョンをクリックして、ご使用条件を表示してください。インストールするために 選択したパッケージのバージョン (例えば、基本パッケージおよび更新) は、パッケージ名の下にリストされます。

    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」をクリックして続けます。
  9. Rational 製品の初回インストール時には、「ロケーション」ページの「共用リソース・ディレクトリー」フィールドに共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、デフォルトのパスを受け入れます。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが 共用できるリソースが含まれています。「次へ」をクリックして続けます。
    重要:
    共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回 インストール時にのみ指定できます。 将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには 一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを 変更することはできません。
  10. 「ロケーション」ページで、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージの インストール先となる新しいパッケージ・グループを作成するか、 既存のパッケージ・グループを使用します。パッケージ・グループは、 パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。 新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。
    1. 「新規パッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」をクリックします。
    2. パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。 パッケージ・グループの名前は自動的に作成されます。
    3. インストールのビット・モード (32 ビットまたは 64 ビット) を選択します。
      注:
      ご使用のオペレーティング・システムが 64 ビットであれば、64 ビットまたは 32 ビットのいずれかを選択し、対応するビット・モードで 製品をインストールすることができます。 サポートされているプラットフォームについて詳しくは、ソフトウェア要件で クライアント・オペレーティング・システムに関するセクションを参照してください。
    4. 「次へ」をクリックして続けます。
  11. 「フィーチャー」ページの「言語」で、 パッケージ・グループの言語を選択します。IBM Rational Developer for Power Systems Software 8.5 製品パッケージのユーザー・インターフェースおよび資料用の、対応する各国語の翻訳がインストールされます。
  12. インストールするフィーチャーを選択する「フィーチャー」ページでは、IBM i®Web サービスおよび Java ツール または WebSphere JAX-WS Web サービス・ランタイム のフィーチャーが使用不可になっていることがあります。この場合は、このフィーチャーの依存先のフィーチャーがまだインストールされていないことを意味します。その際には、使用不可になっている フィーチャーなしで IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のインストールを続行します。 必要なフィーチャーをインストールし終えたら、 IBM Installation Manager の「パッケージの変更」オプションを使用して、このフィーチャーを追加します。詳しくは、『フィーチャー』を参照してください。

    IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージをインストールする前に、「要約」ページで選択項目を検討します。前のページで行った選択を変更したい場合は、「戻る」を クリックして変更を行います。選択がそのままでよければ、 「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。

  13. ヘルプ・システム構成ページで、画面に表示される説明を読んで、以下のいずれかのオプションを選択してください。 「次へ」をクリックして続けます。
  14. インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを 確認するメッセージが表示されます。
    1. 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで 現行セッションのインストール・ログ・ファイルを開きます。 続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
    2. 「終了」をクリックして、選択したパッケージを 起動します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じ、Installation Manager の 「始動」ページに戻ります。

サイレント・インストール

このタスクについて

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージは、Installation Manager を サイレント・インストール・モードを実行してインストールできます。Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合は、ユーザー・インターフェースは使用できません。 代わりに、Installation Manager は応答ファイルを使用して、 製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。Installation Manager のインストールも、 Installation Manager インストーラーを使用してサイレントで実行することができます。 これで、インストーラーを使用して製品パッケージのインストールをサイレントで実行できるようになります。

サイレント・インストールについて詳しくは、IBM Installation Manager インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r5/index.jsp) に アクセスしてください。

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の開始

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 は、デスクトップ環境またはコマンド行インターフェースから開始できます。Windows では、「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > IBM Software Delivery Platform > IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 > IBM Rational Developer for Power Systems Softwareをクリックします。

このタスクについて

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 をコマンド行から開始する場合は、以下のように入力します。

ライセンスの管理

インストールした IBM ソフトウェアおよびカスタマイズしたパッケージのライセンス交付は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用して管理されます。 「ライセンスの管理」ウィザードには、インストール済みの各パッケージの ライセンス情報が表示されます。

このタスクについて

IBM Rational Developer for Power Systems SoftwareV8.5には、製品レベルの 永続ライセンスと、「i 用の RPG/COBOL 開発ツール」フィーチャー、「AIX 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、「Linux 用の C/C++ 開発ツール」 フィーチャー、または「AIX 用の COBOL 開発ツール」フィーチャーの試用ライセンスが付属しています。 初めてソフトウェアをインストールする場合、または特定フィーチャーの使用を継続するためにライセンスを延長したい場合は、「ライセンスの管理」ウィザードでライセンス・アクティベーション・キットをインポートすることにより、そのフィーチャーのライセンスを活動化することができます。また、「ライセンスの管理」ウィザードを使用して、試用ライセンスまたは永続ライセンスを持つ製品に対し、フローティング・ライセンス適用を有効にして、ライセンス・サーバーからのフローティング・ライセンス・キーを使用することもできます。

注:
試用ライセンスをご利用の場合、インストール後 60 日が経過すると有効期限が切れます。有効期限後に引き続き使用するには、製品をアクティブにする必要があります。

Rational® 製品のライセンス・アクティベーションおよびライセンスの管理について詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404 を参照してください。

ライセンス・アクティベーション・キットをインポートする方法

永続ライセンス・キーをインストールするには、IBM Installation Manager を使用して、ダウンロード・ロケーションまたは製品メディアからライセンス・アクティベーション・キットをインポートする必要があります。

始める前に

アクティベーション・キットを購入していない場合、まず購入する必要があります。 製品またはプロダクト・アクティベーション・キットを購入した場合は、該当する DVD を挿入するか、IBM パスポート・アドバンテージからアクセス可能なワークステーションにアクティベーション・キットをダウンロードします。アクティベーション・キットは、Java アーカイブ (.jar) ファイルを含む Zip ファイルとしてパッケージされています。 この .jar ファイルには永続ライセンス・キーが含まれています。製品をアクティブにするには、このキーをインポートする必要があります。

このタスクについて

アクティベーション・キットの .jar ファイルをインポートして、新しいライセンス・キーを有効にするには、以下の手順に従ってください。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。
  3. 「i 用の RPG/COBOL 開発ツール」フィーチャー、「AIX 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、「Linux 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、または 「AIX 用の COBOL 開発ツール」フィーチャーのいずれかを選択して、「アクティベーション・キットのインポート (Import Activation Kit)」をクリックします。
  4. 「次へ」をクリックします。選択したパッケージの詳細 (現行のライセンスの種類、ライセンスの対象となる製品バージョンの範囲など) が表示されます。
  5. アクティベーション・キットのメディア DVD またはダウンロード・ロケーションのパスを参照して、適切な Java アーカイブ (JAR) ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。「要約」ページに、アクティベーション・キットのインストール宛先ディレクトリー、 新規ライセンスが適用される製品、およびバージョン情報が表示されます。
  7. 「終了」をクリックします。

タスクの結果

永続ライセンス・キーを含むプロダクト・アクティベーション・キットが製品にインポートされます。「ライセンスの管理」ウィザードに、インポートが正常に行われたかどうかが示されます。

フローティング・ライセンスの活動化

お客様のチーム環境でフローティング・ライセンスの適用がサポートされている場合は、製品のフローティング・ライセンスをアクティブにし、フローティング・ライセンス・キーへのアクセスが得られるように接続を構成することができます。

始める前に

フローティング・ライセンスの適用を可能にする前に、管理者からライセンス・サーバー接続情報を入手する必要があります。ライセンス・サーバーについて詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404 を参照してください。

このタスクについて

フローティング・ライセンスを指定のパッケージのライセンス・タイプとして活動化し、ライセンス・サーバー接続を構成するには、以下の手順に従ってください。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。
  3. 「ライセンスの管理」ページで、「i 用の RPG/COBOL 開発ツール」フィーチャー、「AIX 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、「Linux 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、または 「AIX 用の COBOL 開発ツール」フィーチャーのいずれかを選択し、「フローティング・ライセンス・サポートの構成 (Configure Floating license support)」オプションを選択して、「次へ」をクリックします。
  4. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックし、「次へ」をクリックして先に進みます。
  5. 「フローティング・ライセンス・サポート (Floating License Support)」ページで、「フローティング・ライセンス適用を有効にする (Enable Floating license enforcement)」を選択して、1 つ以上のライセンス・サーバー接続を構成します。
    1. 「サーバー」テーブルの空フィールドをクリックするか、 「追加」ボタンをクリックします。
    2. 管理者から冗長サーバー環境の情報が提供されている場合、 「冗長サーバー」ボタンをクリックします。1 次サーバー、2 次サーバー、および 3 次サーバーの名前フィールドと、ポートのフィールドが表示されます。
    3. 「名前」フィールドに、ライセンス・サーバーのホスト名を入力します。
    4. ファイアウォールを使用している環境では、「ポート」フィールドに値を入力します。管理者から指示が無い限り、このポートには値を割り当てないでください。
    5. 冗長サーバー環境の場合、必要に応じて 2 次サーバーと 3 次サーバーの名前およびポートを入力します。
    6. 「接続のテスト」ボタンをクリックして、接続情報が正しいかどうか、サーバーが使用可能であるかどうかを確認できます。
    7. 「OK」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。
  7. シェル共用パッケージまたはカスタム・パッケージのライセンス使用順序を構成します。リスト内のライセンスの順序によって、ご使用のパッケージが特定のライセンス・パッケージのライセンス・キーへのアクセス取得を試みる順序が決定します。
  8. 「終了」をクリックします。

次のタスク

活動化した製品を開始すると、ライセンス・サーバーへの接続が作成され、使用可能なフローティング・ライセンス・キーのプールからライセンス・キーを入手することが可能になります。

インストール済み製品パッケージのライセンス情報の表示

IBM Installation Manager からインストール済み製品パッケージのライセンス情報を確認することができます。ライセンス情報には、ライセンス・タイプおよび有効期限が含まれています。

このタスクについて

ライセンス情報を表示するには、以下のステップを完了してください。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「スタート」ページで「ライセンスの管理」をクリックします。

タスクの結果

インストールされている製品パッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、 および有効期限が表示されます。

インストールの変更

IBM Installation Manager の 「変更」ウィザードで、インストール済み製品パッケージの言語およびフィーチャーの選択を変更できます。

始める前に

デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。

注:
IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、変更を開始してください。

このタスクについて

インストール済み製品パッケージを変更するには、以下のようにします。

手順

  1. IBM Installation Manager の「スタート」ページで、 「変更」アイコンをクリックします。
  2. 「変更」ウィザードで、変更する IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージのインストール・ロケーションを選択し、「次へ」をクリックします。
  3. 「言語」の「変更」ページでパッケージ・グループの言語を選択して、 「次へ」をクリックします。 パッケージのユーザー・インターフェース およびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。 この選択は、このパッケージ・グループにインストールされたすべてのパッケージ に適用されることに注意してください。
  4. 「フィーチャー」ページで、 インストールまたは除去するパッケージ・フィーチャーを選択します。
    1. フィーチャーの内容を知りたい場合は、そのフィーチャーをクリックして、 「詳細」で簡単な説明を確認します。
    2. フィーチャー間の依存関係を表示するには、 「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。フィーチャーをクリックすると、 それに依存するフィーチャーとその従属フィーチャーが、「依存関係」ウィンドウに 表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択したり除外したりすると、 Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、 ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
  5. フィーチャーの選択が終了したら、 「次へ」をクリックします。
  6. インストール・パッケージを変更する前に「要約」ページで選択内容を確認し、 次に「変更」をクリックします。
  7. オプション: 変更プロセスが完了したら、 「ログ・ファイルの表示」をクリックして完了ログを確認します。

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の更新

IBM Installation Manager でインストールされたパッケージの更新をインストールすることができます。

始める前に

デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。

各インストール済みパッケージには、それぞれのデフォルトの IBM 更新リポジトリーのロケーションが組み込まれています。 IBM Installation Manager によって IBM 更新リポジトリー・ロケーションでインストール済みパッケージを検索する場合は、 「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にサービス・リポジトリーを検索します」を選択する必要があります。 この設定はデフォルトで選択されています。

詳しくは、 IBM Installation Manager のヘルプを参照してください。

注:
IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、更新を開始してください。

このタスクについて

製品パッケージの更新を検索してインストールするには、次のようにします。

手順

  1. Installation Manager の「スタート」ページで、 「更新」をクリックします。
  2. IBM Installation Manager の新規リリースまたは更新が検出された場合は、その新規リリースまたは更新のインストールを続ける必要があります。ウィザードの指示に従って、Installation Manager のインストールまたは更新を完了してください。
  3. 「更新」ウィザードで、更新する IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージがインストールされているパッケージ・グループのロケーションを選択するか、「すべて更新 (Update All)」チェック・ボックスを選択して、「次へ」をクリックします。 IBM Installation Manager は、そのリポジトリー内、 および IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の事前に定義した更新サイトで更新を検索します。プログレス・バーに検索状況が表示されます。
  4. パッケージの更新が検出されると、「パッケージの更新」ページの各パッケージの下の 「更新」リストにそれらが表示されます。 デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。「すべてを表示」をクリックすると、 使用可能なパッケージに対して検出されたすべての更新が表示されます。
    1. 更新の詳細を知りたい場合は、「更新」をクリックし、「詳細」の下の説明を参照してください。
    2. 更新に関する追加情報が入手可能な場合は、説明本文の最後に「詳細情報」リンクが表示されます。 このリンクをクリックすると、ブラウザーに情報が表示されます。 更新をインストールする前に、この情報を確認しておくようにしてく ださい。
  5. インストールする更新を選択するか、「推奨を選択」をクリックしてデフォルトの選択を復元します。 依存関係のある更新は、 自動でまとめて選択およびクリアされます。
  6. 「次へ」をクリックして続けます。
  7. 「ライセンス」ページで、選択した更新のご使用条件を読みます。「ライセンス」ページの左側に、選択した更新のライセンスのリストが表示されます。 各項目をクリックすると、ご使用条件の本文が表示されます。
    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」をクリックして続けます。
  8. 更新をインストールする前に「要約」ページで選択内容を確認します。
    1. 前のページで行った選択を変更したい場合は、「戻る」を クリックして変更を行います。
    2. そのままで問題なければ、「更新」をクリックし、更新をダウンロードしてインストールします。 プログレス・バーにインストールの 完了パーセントが表示されます。
    注:
    更新処理中に、 Installation Manager がパッケージの基本バージョンのリポジトリー・ロケーションの入力を求めるプロンプトを表示することがあります。 製品を DVD またはその他のメディアからインストールした場合は、更新機能を使用する際にそれらのメディアを使用できるようにしておく必要があります。
  9. オプション: 更新プロセスが完了すると、プロセスの成功を確認したというメッセージが、ページの上部に表示されます。 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで現行セッションのログ・ファイルを開きます。 続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
  10. 「終了」をクリックしてウィザードを閉じます。

前のバージョンへの更新の復帰

IBM Installation Manager の「パッケージのロールバック」ウィザードを使用することで、 パッケージの更新を削除して前のバージョンに戻すことができます。IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 では、 ロールバックはサポートされません。

IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 のアンインストール

IBM Installation Manager の「アンインストール」オプションを使用して、 1 つのインストール・ロケーションから複数のパッケージをアンインストールすることができます。すべてのインストール・ロケーションからインストール済みのすべてのパッケージをアンインストールすることもできます。

このタスクについて

パッケージをアンインストールするには、以下のようにします。

手順

  1. IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムを閉じます。
  2. 「スタート」ページで「アンインストール」をクリックします。
  3. 「パッケージのアンインストール」ページで、 アンインストールする IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージを 選択します。「次へ」をクリックします。
  4. 「要約」ページで、アンインストールするパッケージのリストを確認し、 「アンインストール」をクリックします。 アンインストールが終了すると、「完了」ページが表示されます。
  5. 「終了」をクリックしてウィザードを終了します。

IBM Installation Manager の管理

このタスクについて

このセクションでは、IBM Installation Manager に関連したいくつかの共通タスクを扱います。詳しくは、IBM Installation Manager オンライン・ヘルプまたは IBM Installation Manager インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r5/index.jsp) を 参照してください。

IBM Installation Manager のインストール

このタスクについて

ランチパッド・プログラムから製品のインストールを開始する場合、IBM Installation Manager がまだワークステーションにインストールされていないときには、そのインストールが自動的に開始されます。(このプロセスについて詳しくは、『ランチパッド・プログラムからのインストール』を参照してください。) それ以外の場合には、IBM Installation Manager のインストールを手動で開始する必要があります。

IBM Installation Manager のインストールを手動で開始するには、次のようにします。

手順

  1. 1 枚目のインストール・ディスクの InstallerImage_platform フォルダーから、install を実行します。
  2. 「パッケージのインストール」ページで「次へ」をクリックします。
  3. 「ご使用条件」ページの使用条件を読み、「使用条件の条項に同意します」を選択して同意します。「次へ」をクリックします。
  4. 必要に応じて、「ロケーション」ページの「参照」ボタンをクリックして、 インストール・ロケーションを変更します。 「次へ」をクリックします。
  5. 要約ページで「インストール」をクリックします。インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを 確認するメッセージが表示されます。
  6. 「終了」をクリックします。 IBM Installation Manager が開きます。

IBM Installation Manager の始動

このタスクについて

IBM Installation Manager は、ランチパッド・プログラムから始動する必要があります。こうすると、IBM Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 パッケージを選択した状態で起動します。直接 IBM Installation Manager を開始する場合は、 手動でリポジトリーを設定し、製品パッケージを選択する必要があります。 詳しくは、『インストール計画』を参照してください。

IBM Installation Manager を手動で開始する手順は、以下のとおりです。

手順

IBM Installation Manager のアンインストール

このタスクについて

IBM Installation Manager をアンインストールするには、以下の手順に従ってください。

IBM Packaging Utility

IBM Packaging Utility ソフトウェアを使用すると、 製品パッケージをリポジトリーにコピーできます。 リポジトリーは、HTTP または HTTPS を介して使用可能な Web サーバーに置くことができます。

このユーティリティーを使用して、以下の作業を行います。

IBM Packaging Utility ソフトウェアは、Enterprise Deployment CD にあります。 IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 製品パッケージを含むリポジトリーを、 HTTP または HTTPS 経由で使用できる Web サーバーに配置する場合は、 IBM Packaging Utility を使用して、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.5 の 製品パッケージをリポジトリーにコピーする必要があります。

このツールの使用に関する完全な説明については、IBM Packaging Utility のオンライン・ヘルプを参照してください。

特記事項

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本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

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以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、 商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任または保証条件は適用されないものとします。 国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が 禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
3600 Steeles Avenue East
Markham, Ontario
Canada L3R 9Z7

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他の ライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、 予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

商標

以下は、International Business Machines Corporation の米国およびその他の国における商標です。

Adobe は、Adobe Systems Incorporated の米国およびその他の国における商標です。

Intel は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

Pentium は、 Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。

他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。