「クラウド・エクスプローラー」ビュー

CICS® の「クラウド・エクスプローラー」ビューには、プラットフォーム、アプリケーション、および領域タイプの階層が表示されます。

「クラウド・エクスプローラー」ビューには、インストールされたプラットフォーム、アプリケーション、領域タイプの階層が表示されます。

それぞれのプラットフォーム項目を展開すると、関連付けられたアプリケーション・バージョンと領域タイプを表示できます。領域タイプを展開すると、各領域タイプにある CICS 領域と、プラットフォームにインストールされている CICS バンドルを表示できます。 アプリケーション・バージョンを展開すると、アプリケーションの入り口点と、そのアプリケーション用にインストールされている CICS バンドルを表示できます。 各項目の状況がビューに表示されます。

以下のいずれかの方法で「クラウド・エクスプローラー」ビューを開くことができます。
  • ワークベンチのメインメニューで、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「クラウド・エクスプローラー」をクリックします。 「クラウド・エクスプローラー」がオプションの 1 つとしてリストされない場合、「その他」を選択して全リストを表示します。
  • ワークベンチのメインメニューで、「操作」 > 「クラウド・エクスプローラー」をクリックします。
  • キーボード・ショートカット Ctrl+3 (OS X の場合は cmd+3) を使用して検索ウィンドウを表示し、検索フィールドに「クラウド」と入力し、リストから「クラウド・エクスプローラー」を選択します。

この「クラウド・エクスプローラー」ビューの例は、アプリケーション demo.liberty.app の 2 つのバージョンがインストールされたプラットフォーム demo.liberty.platform を示しています。
バージョン 1.0.0 は使用可能で選択不可、バージョン 1.1.0 は使用可能で選択可能になっています。
プラットフォームには、logic と web という 2 つの領域タイプが含まれています。

「クラウド・エクスプローラー」ビューのドロップダウン・メニューから CICSplex を選択すると、CICSplex に関連付けられたクラウド・リソースが表示されます。項目の状態が変化した場合 (アプリケーションをインストールまたは破棄した場合など)、「最新表示」をクリックして新しい状態を表示してください。

インストールされていないアプリケーションおよびプラットフォームは、「クラウド・エクスプローラー」ビューを使用して表示できます。また、「階層の切り替え」「階層の切り替え」ドロップダウン・リスト・アイコン ドロップダウン・リストを使用することにより、プラットフォームからアプリケーションに階層を切り替えることができます。

プラットフォーム階層では、プラットフォームを展開すると、アプリケーションと領域タイプが表示されます。 アプリケーション・フォルダーを開くと、プラットフォーム上にデプロイされたアプリケーションのリストが表示されます。 デプロイされた各アプリケーションのバージョンが表示されます。 インストールされているアプリケーションについては、アプリケーションが使用可能になっているかどうか、およびそのアプリケーション入り口点を介して呼び出し元から選択可能かどうかが、状況表示に示されます。 選択可能なアプリケーション入り口点がアプリケーションにある場合は、アプリケーション・バージョンを展開すると、そのアプリケーション入り口点が表示されます。

「領域タイプ」フォルダーを開くと、プラットフォームの領域タイプのリストが表示されます。このリストには、領域タイプに含まれるアクティブな CICS 領域の数と、その領域タイプに含まれる CICS 領域の合計数が表示されます。 「領域」フォルダーを開くと、各領域タイプに含まれる CICS 領域のリストが表示され、CICS 領域をダブルクリックすると、「管理領域」ビューに領域が表示され、その操作を実行できます。 また、「領域タイプ」フォルダーには「バンドル」フォルダーも含まれています。そのフォルダーには、その領域タイプでプラットフォームにインストールされている CICS バンドルの管理パートがリストされます。 領域タイプの管理パートを右クリックして「インストールされたバンドルの表示 (Show Installed Bundles)」をクリックすると、関連のある CICS バンドルを表示できます。

アプリケーション階層では、アプリケーション・バージョンを展開すると、アプリケーション入り口点とそのアプリケーション・バージョン用にインストールされている CICS バンドルが表示されます。 「バンドル」フォルダーを開くと、アプリケーション用にインストールされた CICS バンドルのリストを表示できます。CICS バンドルをダブルクリックすると、「CICS バンドル」ビューに CICS バンドルが表示され、その操作を実行できます。

プラットフォームまたは領域タイプ、あるいは CICS 領域をクリックすると、他のビュー・データを有効範囲から外す (フィルタリングする) ことができます。

新しいプラットフォーム定義またはアプリケーション定義を作成するには、「クラウド・エクスプローラー」ビューを右クリックします。プラットフォーム定義またはアプリケーション定義をインストールすると、アンインストールされる定義名が、インストールされるリソース名に置き換えられます。 プラットフォーム定義またはアプリケーション定義を削除するには、定義を右クリックします。

プラットフォームを右クリックすると、プラットフォームを使用可能/使用不可にする操作や破棄を実行したり、CICS バンドルの追加や除去を実行したり、プラットフォーム用にインストールされている CICS バンドルを表示したりできます。 インストールされたプラットフォームを破棄すると、インストールされたオブジェクトの長い名前はアンインストールされた定義の短い名前に戻ります。

領域タイプを右クリックし、「バンドルの追加」をクリックして CICS バンドルをプラットフォームに追加します。「既存領域の追加 (Add Existing Region)」をクリックすると、領域タイプに対してさらに CICS 領域を追加できます。

アプリケーション・バージョンを右クリックすると、そのアプリケーション・バージョンを使用可能/使用不可にするか破棄する操作、そのアプリケーション入り口点を介して呼び出し元からアプリケーション・バージョンを選択可能/選択不可にする操作、あるいは、そのアプリケーション用にインストールされている CICS バンドルを表示する操作を行えます。 インストールされているアプリケーション・バージョンを破棄すると、インストールされているオブジェクトの長い名前は、アンインストールされたアプリケーション定義の短い名前に戻ります。

CICSplex に接続されていないときは、メッセージ領域に「CNX0200I 接続されていません」と表示されます。SMSS のような単一システム接続で接続している場合、または CICS TS 4.2 以前のリリースに接続している場合、メッセージ領域に「CNX0204I 現在の接続では、「クラウド・エクスプローラー」ビューは使用できません」と表示されます。接続中は、メッセージ領域に「CNX0202I 接続中...」と表示されます。接続が正常であれば、サーバー名が表示されます。 CICS TS 4.2 以前のリリースに接続している場合、ビューに「CNX0203I このリソースは使用不可です」と表示されます。接続された後にビューを開くと、領域タイプがすぐに表示されます。