IBM® CICS Explorer® バージョン 5.2 の新機能と拡張された機能について説明します。
新機能 | 説明 |
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OS X オペレーティング・システムでの CICS Explorer の使用 | CICS Explorer バージョン 5.2.0.2 以降は、OS X Yosemite (10.10) オペレーティング・システムで使用できます。 |
CICSPlex® SM ワークロード管理のサポート | CICS Explorer は、CICSPlex SM ワークロードの新しい管理方法をもたらします。CICSPlex SM ワークロード管理の効果は変わりませんが、CICS Explorer を使用することにより、ワークロードのどこにどのように作業を分散させるかを制御する CICSPlex SM エレメントに関して、単純化された統合ビューを使用できます。 CICS Explorer では、ルーティング・ルール という用語が導入されています。ルーティング・ルールは、次のように、デフォルトと特定という 2 つの形式を使用します。
詳しくは、ワークロードの管理を参照してください。 |
CICS® バンドル・プロジェクトでの FILE、JVMSERVER、PIPELINE、TCPIPSERVICE、および WEBSERVICE リソースの定義 | PROGRAM、TRANSACTION、URIMAP、および LIBRARY リソースに加えて、FILE、JVMSERVER、PIPELINE、TCPIPSERVICE、および WEBSERVICE リソースも、CICS バンドルを介して動的に生成できるようになりました。 リソースとそのライフサイクルをバンドルを介して管理すると、アプリケーションのデプロイ、移動、またはプロビジョン解除を、そのたびにリソースを手動でセットアップしたり破棄したりすることなく行えます。 CICS バンドルにパッケージされる JVM サーバーの場合は、JVM プロファイルがリソース定義と共に CICS バンドルにパッケージされます。 したがって、CICS 領域のローカル JVM プロファイル・ディレクトリーに JVM プロファイルをセットアップする必要なしに、任意の CICS 領域に JVM サーバーをインストールできます。 CICS バンドルにパッケージされるパイプラインの場合は、パイプライン構成ファイルもリソース定義と共に CICS バンドルにパッケージされるので、これらのファイルを別個に管理する必要はありません。 CICS バンドルにパッケージされる Web サービスの場合は、Web サービス・バインディング・ファイルおよび WSDL 文書または WSDL アーカイブ・ファイルをバンドルにインポートしてパッケージできます。 Web サービスの PROGRAM リソース定義を作成してバンドルに組み込むこともできます。 Web サービスをサポートするには、CICS バンドルにパッケージされた WEBSERVICE 定義を使用して、別個のバンドルに URIMAP 定義を生成します。 URI マップの別名トランザクションや、WSDL ディスカバリーのためのオプションの URIMAP 定義を作成することもできます。 詳しくは、CICS バンドル・プロジェクトへのリソースの追加を参照してください。 |
アプリケーション入り口点としての URIMAP リソースの宣言 | プラットフォーム上にデプロイされたアプリケーションのアプリケーション入り口点として、PROGRAM リソースに加えて、URIMAP リソースも宣言できるようになりました。 アプリケーション入り口点は、さまざまなアプリケーション・バージョンへのユーザーのアクセスを制御し、タスクのアプリケーション・コンテキストの作成とアプリケーション・コンテキスト・データの生成に使用されます。 詳しくは、アプリケーション・エントリー・ポイントの定義を参照してください。 |
プラットフォーム上にインストールされているアプリケーションの詳細表示と処理 | インストールされているアプリケーション・バージョンに関する詳細を表示するには、「クラウド・エクスプローラー」ビューまたは「アプリケーション」ビューで、アプリケーションの名前をダブルクリックしてそのアプリケーションを新しいオンライン・アプリケーション・エディターで開きます。 あるいは、アプリケーションの名前を右クリックして、「オープン」を選択します。 エディターの「概要」タブに、アプリケーションの CICS バンドルやアプリケーション入り口点を含め、アプリケーションに関する鍵となる情報が表示されます。 「概要」タブで、アプリケーションの選択可能化/選択不可化、使用可能化/使用不可化、または破棄を行えます。 「使用不可」ボタンから「使用不可および破棄」オプションを選択することにより、使用不可化操作と破棄操作を単一ステップで行えます。 CICS 領域にインストールされているアプリケーション専用リソースを見つけるには、エディターで「専用リソース」タブを選択します。 アプリケーションの専用リソースとアプリケーション入り口点をリソース・タイプ別に表示できます。 また、それらがインストールされている CICS 領域またはそれらが定義されている CICS バンドルを基準にしてそれらをフィルターに掛けることができます。 さらに、専用 LIBRARY リソースについては、データ・セットの LIBRARY 連結に対して z/OS® が生成した DD 名を表示することもできます。 詳しくは、オンライン・アプリケーション・エディターを参照してください。 |
プラットフォーム上にインストールされている複数のアプリケーション・バージョンの管理 | CICS クラウド・パースペクティブを使用して、プラットフォーム上にデプロイされたすべてのアプリケーション・バージョンの表示、更新、および除去を行えます。 「クラウド・エクスプローラー」ビューには、ユーザーがアプリケーション入り口点を介してアプリケーション・バージョンを選択可能かどうかを含めて、アプリケーション・バージョンの状況が表示されます。 「バンドル」ビューには、個々の CICS バンドルの状況が表示されます。例えば、バンドルで定義されているアプリケーション入り口点をユーザーが選択可能かどうかなどが表示されます。 「クラウド・エクスプローラー」ビューで、インストールされているアプリケーション・バージョンの選択可能化/選択不可化、使用可能化/使用不可化、およびインストール/破棄を行えます。 インストールされているアプリケーションのためのオンライン・アプリケーション・エディターで、インストールされているアプリケーション・バージョンの選択可能化/選択不可化、使用可能化/使用不可化を行えます。 |
変更された機能 | 説明 |
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「列のカスタマイズ」ダイアログの属性フィルター | リソース・ビューに列として表示する属性を選択するために「列のカスタマイズ」ダイアログを使用する際に、属性名をフィルターに掛けて必要な属性を見つけることができるようになりました。 詳しくは、ビューの列の追加または削除を参照してください。 |
「CICSplex Explorer」ビューの内容を追加 | 「CICSplex Explorer」ビューが拡張されて、ワークロードのデフォルトのルーターとターゲット、およびルーティング・ルールとトランザクション・グループが表示されるようになりました。 詳しくは、CICSplex Explorer ビューを参照してください。 |
CICS ポリシーをさらにサポート | CICS Explorer が更新されて、CICS TS バージョン 5.2 に実装された新しい CICS ポリシー・ルール・タイプとルール項目をサポートするようになりました。 ポリシー・ルール・タイプを参照してください。 |
ビュー・タイプ | 説明 |
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一般ビュー | このバージョンでは、新しい一般ビューが 1 つ追加されました。
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操作ビュー | このバージョンでは、新しい「操作」ビューが 5 つ追加されました。
このバージョンでは、ビューが 1 つ更新されました。
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「ワークロード管理」ビュー | このバージョンでは、新しい「ワークロード管理」(WLM) ビューが 1 つ追加されました。
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