CICS システム接続の構成

何らかの情報を表示するためには、その前に CICS Explorer® と CICS® システムの間の接続を確立する必要があります。システム接続、その場所、およびその認証要件に関する詳細情報を指定する必要があります。

始める前に

CICS TS バージョン 3 システムに接続している場合は、「CICSPlex® SM データ・インターフェース」読み取り専用接続を使用して、WUI サーバーに接続する必要があります。

CICS バージョン 4 以降のシステムに接続している場合は、「CICSPlex SM データ・インターフェース」読み取り専用接続を使用して、WUI サーバーに接続できます。また、更新機能を必要とする場合は、CICS 管理クライアント・インターフェース (CMCI) 接続を使用することもできます。CMCI 接続を使用する場合は、CMCI を使用するように CICS システムをセットアップする必要があります。 詳しくは、「CICS TS V5.2 製品資料」の『CICS Explorer に対するアクセスのセットアップ』を参照してください。
注: CICS Explorer は、CMCI 接続で SSL クライアント証明書を使用することをサポートしません。

CICS TS for VSE/ESA 1.1.1 システムに接続している場合は、CICS 管理クライアント・インターフェース (CMCI) 読み取り専用接続を使用できます。

CICS Explorer が構成されていない場合、または接続を追加する場合は、以下の手順を使用してください。

手順

  1. ワークベンチのメインメニューで、「ウィンドウ」 > 「接続の管理」をクリックします。 「ホスト接続」ビューが表示されます。

    接続が事前構成されている場合は、ビューのカテゴリーの下にその接続が表示されます。 事前構成されていない場合、カテゴリーは空です。 次のサンプル画面の「ホスト接続」ビューでは、カテゴリー・タイプごとに 1 つの接続が示されています。z/OSMF 接続を除き、すべての接続には資格情報が関連付けられています。接続名の後ろの小括弧に入っているのが資格情報です。

    接続と資格情報が表示されている「ホスト接続」ビュー

  2. 「接続」セクションの「CICS システム管理接続」カテゴリーで必要な接続タイプを選択して、「追加」をクリックします。 「接続の追加」ウィンドウが表示されます。 次の例には、「CMCI 接続を追加」ウィンドウが示されています。
    「CMCI 接続を追加」ウィンドウ。
  3. サーバーの TCP/IP ホスト名を「ホスト名」フィールドに入力します。入力すると、最初の修飾子の末尾までの文字が「名前」フィールドに挿入されます。 例えば、ホスト名が myserver.example.ibm.com であれば、myserver という名前が表示されます。
  4. ポート番号を入力します。 入力すると、ポート番号も「名前」フィールドに追加されます。 例えば、表示される名前は myserver:20332 のようなものになります。
  5. オプション: 別の名前を指定するには、「名前」フィールドの名前を置き換えます。
  6. ホスト接続が SSL 用に構成されている場合は、「セキュア接続 (SSL)」チェック・ボックスを選択します。
  7. 「保存して閉じる」をクリックして接続せずに構成を保存するか、「保存して接続する」をクリックして構成を保存してすぐに接続します。 「保存して接続する」をクリックした場合は、「サインオン」ウィンドウが表示されるので、この接続で使用するために既存の資格情報を選択するか、新規の資格情報を定義する必要があります。

タスクの結果

接続および関連付けられた資格情報が、「ホスト接続」ビューに表示されます。

次のタスク

接続した場合、CICS Explorer は、構成したシステムに接続しようとします。

接続に成功すると、ワークベンチ・ウィンドウ内の緑のアイコンの横に接続名が表示されます。

接続に失敗すると、ワークベンチ・ウィンドウ内の赤のアイコンの横に接続名が表示されます。 ワークベンチのステータス・バーに、失敗の理由を示すエラー・メッセージが表示されます。フィールドにある値を確認し、エラーを訂正してから、再度接続を試行してください。