ルーティング・ルールのルーティング基準の設定

ワークロード分離 は、ターゲット領域セット間で、要求元領域またはルーティング領域から作業を経路指定します。 特定のルーティング・ルールにルーティング基準を定義できます。

手順

  1. ワークロード仕様エディターの「ルール」セクションで、ルーティング基準を定義するルーティング・ルールをクリックします。
  2. ワークロード仕様エディターの「ターゲット」セクションで、以下の値からルーティング基準を指定します。
    ターゲット
    インストールされているトランザクション・グループに関連付けられていないトランザクションのターゲットとなる CICS® システムまたは CICS システム・グループの名前。 デフォルトのルールで使用するシステム・グループの名前を入力するか、「参照」をクリックして CICSplex のすべての CICS システムまたは CICS システム・グループのリストから選択します。
    端末 LU 名
    トランザクションをワークロード定義と突き合わせる際に使用される固有の論理装置名または一般論理装置名。
    ユーザー ID
    トランザクションをワークロード定義と突き合わせる際に使用される固有のユーザー ID または一般ユーザー ID。
    BTS プロセス・タイプ
    トランザクションをワークロード定義と突き合わせる際に使用される固有のプロセス・タイプまたは一般プロセス・タイプ。

    特定のプロセス・タイプが定義されている場合、「端末 LU 名」と「ユーザー ID」は両方とも「*」に設定する必要があります。 「トランザクション・グループ」にはブランクまたは特定の名前を指定できます。 ワークロードの区別の方法は、「トランザクション・グループ」および「プロセス・タイプ」による方法と、「トランザクション・グループ」、「端末 LU 名」、および「ユーザー ID」による方法しかありません。

  3. 「トランザクション」セクションは、ワークロード分離ルールが適用される特定のトランザクションを識別します。 ワークロードにトランザクションが指定されていない場合は、「トランザクション・グループの選択」をクリックして既存のトランザクション・グループおよび関連トランザクションを追加します。 あるいは、「トランザクション・グループの作成」をクリックして新しいグループを作成します。 必要に応じて、トランザクション・グループのフィールド値を編集します。
    名前
    トランザクション・グループの名前。 新しいグループの場合、グループを保管する前に名前を入力することも、グループを保管するときに CICS Explorer® で名前を生成することもできます。 トランザクション・グループを保管した後で、名前を変更することはできません。
    説明
    トランザクション・グループの説明。説明はいつでも変更できます。
    トランザクション
    トランザクション・グループのトランザクションのリストが表示されます。 以下のいずれかの方法で、トランザクションを追加できます。
    • 「トランザクション」フィールドにトランザクションの名前を入力し、「追加」をクリックします。
    • 「参照」をクリックして、追加可能なローカル・トランザクションのリストを表示します。1 つ以上のトランザクションを選択し、「OK」をクリックします。
    アルゴリズム
    現在のトランザクション・グループのトランザクションのルーティング先として最適なターゲット領域を選択するときに使用されるアルゴリズム。有効なオプションは以下のとおりです。
    • QUEUE
    • LNQUEUE
    • GOAL
    • LNGOAL
    • INHERIT
    主検索基準
    トランザクション・グループに関連付けられたトランザクションの主検索基準として、ユーザー名と論理装置名のどちらを使用するかを指定します。 有効なオプションは以下のとおりです。
    • USERID
    • LUNAME
    状況
    トランザクション・グループに関連付けられたトランザクションの AOR を選択する方法を指定します。 有効なオプションは以下のとおりです。
    • ACTIVE
    • DORMANT
    イベント
    このワークロード仕様のデフォルトのトランザクション・グループを使用するトランザクションに影響を与える可能性がある分析定義 (RTADEF) または状況定義 (STATDEF) の名前。 リアルタイム分析イベントがこの定義で生成される場合、WLM はこの情報を使用してこれらのトランザクションに最適なルーティングを選択します。

    このフィールドがブランクである場合、分析定義と状況定義のいずれもデフォルトのトランザクション・グループに関連付けられません。

  4. トランザクションが親和性を確立する場合、ワークロード仕様エディターの「親和性」セクションの「これらのトランザクションは親和性を設定します」を選択します。 以下の値から親和性基準を指定します。
    関係
    GLOBAL
    GLOBAL の親和性の関係を定義する場合、START コマンドまたは CICS BTS プロセスによって端末から開始されるすべてのトランザクションのすべてのインスタンスが、親和性の存続時間中、同一のターゲット領域で実行される必要があります。 有効な存続時間は、次のとおりです。
    • SYSTEM
    • PERMANENT
    LUNAME
    LUNAME の親和性の関係を定義する場合、同じ端末に関連付けられたグループ内のすべてのトランザクションのすべてのインスタンスが、親和性の存続時間中、同一のターゲット領域で実行される必要があります。 有効な存続時間は、次のとおりです。
    • SYSTEM
    • PERMANENT
    USERID
    USERID の親和性の関係を定義する場合、START コマンドまたは CICS BTS アクティビティーによって端末から開始され、同じユーザー ID で実行されるトランザクションのすべてのインスタンスが、親和性の存続時間中、同一のターゲット領域で実行される必要があります。 有効な存続時間は、次のとおりです。
    • SYSTEM
    • PERMANENT
    BAPPL
    BAPPL の親和性の関係を定義する場合、同じ BTS プロセスに関連付けられたトランザクションのすべてのインスタンスが、親和性の存続時間中、同一のターゲット領域で実行される必要があります。 有効な存続時間は、次のとおりです。
    • SYSTEM
    • PERMANENT
    • ACTIVITY
    • PROCESS
    LOCKED
    LOCKED の親和性の関係を定義する場合、同じ作業単位を持つ動的にリンクされたプログラムに関連付けられたグループ内のトランザクションのすべてのインスタンスが、作業単位の存続時間中、同一のターゲット領域で実行される必要があります。 有効な存続時間は、次のとおりです。
    • UOW
  5. 異常終了しきい値を設定する場合、「これらのトランザクションには異常終了しきい値があります」をクリックします。 必要なしきい値にこのスライダーを移動します。
  6. Ctrl+S (OS X の場合は cmd+S) を押して、変更を保管します。