バンドル依存関係の定義

バンドル・マニフェスト・ファイル (cics.xml) の <import> エレメントに CICS® バンドルの依存関係を定義するか、またはインポートします。

このタスクについて

CICS リソースを CICS 領域で使用可能にする必要があるものの、リソースのライフサイクルを CICS バンドルのライフサイクルと結び付けないようにする場合、リソースを CICS バンドルの依存関係として追加することができます。 例えば、CICS バンドルに Web サービスのリソースが含まれている場合、Web サービスによって使用される PIPELINE リソースが CICS 領域で使用可能でなければならないように指定できます。 CICS バンドルをインストールすると、CICS は指定された名前を持つ指定されたタイプのリソースがインストールされ、CICS 領域で使用可能であることを検査します。

<import> エレメントで指定されたリソースが CICS 領域に存在しない場合に CICS が実行するアクションを選択できます。 例えば、バンドル・インストールが失敗した場合や、成功したものの警告メッセージが表示される場合などです。 インポートをオプションにして、依存関係が満たされていなくても常に BUNDLE リソースを有効な状態でインストールすることもできます。

プラットフォームにデプロイされるアプリケーションの一部としてパッケージ化される CICS バンドルで、専用リソースまたは公開リソースを依存関係として定義できます (これには、アプリケーションによって自動インストールされる専用プログラムも含まれます)。 CICS は、バンドル・マニフェスト・ファイルの <import> エレメントに含まれる CICS バンドルと同じアプリケーションに指定されたタイプと名前の専用リソースがあるかどうかを最初に検査します。 アプリケーションの複数バージョンがインストールされている場合、現行のアプリケーション・コンテキストによって、インポートされる専用リソースのバージョンが決定されます。 そのアプリケーションの専用リソースとしてリソースが検出されなかった場合、CICS は、指定したタイプと名前に一致する CICS 領域の公開リソースを検査し、そのリソースをインポートします。 専用リソースを他のアプリケーションからインポートすることはできません。

手順

  1. 作業対象にするバンドルの META-INF フォルダーにナビゲートします。
  2. cics.xml マニフェスト・ファイルをダブルクリックします。 バンドル・マニフェスト・エディターが開いて、このバンドルに必要なすべての現行リソースと、バンドルの ID およびバージョンが表示されます。
  3. 「追加」をクリックします。 プロパティーのインポート・ダイアログが開きます。
  4. CICS リソース・タイプ・リストにリソース・タイプを入力します。 Ctrl + Space キーを押してコンテンツ・アシスタンスを表示することもできます。
  5. 必要なリソースの名前を入力します。
  6. BUNDLE リソースを有効にする前にインポートが必須かオプションかを選択します。 デフォルトの動作は、インポートが必須で、依存関係が満たされなければ BUNDLE リソースを有効にできないというものです。 「オプション」を選択した場合は、CICS 領域で依存関係が満たされていなくても BUNDLE リソースがインストールされます。 依存関係が満たされなかった場合に警告メッセージを発行するかどうかを選択します。
  7. 「OK」をクリックします。 このバンドルが必要とする、インポートされたリソースのリストに、このリソースが追加されます。
  8. 「保存」をクリックします。

タスクの結果

CICS バンドルが必要とする CICS リソースを定義しました。

次のタスク

CICS リソースをバンドル・プロジェクトに追加できます。 これらのリソースは、CICS 領域に BUNDLE リソースがインストールされた時点で、動的に作成されます。