式を使用して、Contributor ゾーンのプランのデータを Excel ゾーンのセルにリンクできます。Contributor データが変更されると、リンクされている Excel セルのデータが Excel の計算オプションに従い手動または自動で変更されます。Excel の計算オプションについては、Microsoft Excel のマニュアルを参照してください。
Contributor では Contributor の計算エンジン内に基礎となるプラン データが保持されます。データが 2 次元でない限り、各 Excel ワークシートの画面には基礎データの一部のみが表示されることになります。Excel ワークシートに表示されるキューブでビューの再配置を行うと、ワークシートに現在表示されているデータが Contributor によって変更されます。 式を作成する際、式のリンク先を、データの最新ビューを表示している Contributor ゾーンの Excel セルにするのか、Contributor の計算エンジン内の基礎値にするのかを選択できます。 Excel セルにリンクした場合は標準の Microsoft Excel 式が使用されます。このリンク方法は、ビューの再配置によるデータ変更に伴って式が変更されるようにする場合に適しています。Contributor の基礎データにリンクした場合はカスタム式が使用されます。このリンク方法は、データが画面上の Excel セルに表示されているのか表示されていないのかに関係なく、計算を特定のプラン データに動的にリンクさせる場合に適しています。
式を作成する際、式を Excel 表示または Contributor の基礎値のいずれかにリンクできます。
Excel ゾーンに Contributor データを基にする式を作成する場合は、Contributor ゾーンのセルが含まれていない別のワークシートに式をコピーすることを推奨します。
データを Excel 内でどのように処理するか、その目的によってデータのコピー方法が異なります。
目的 | 操作 | 例 |
Contributor の値が変更されても、コピーした値が Excel セル内で変更されないようにする。 | Excel 標準のコピーおよび貼り付け機能を使用する。 | 5,000 |
Contributor プラン データのビューを再配置したときに、Excel セル内の値が変更されるようにする。 | Excel 標準の式作成機能を使用する。 | =B2 =+‘Income Statement’!B2 |
Contributor の基礎値が変更されたときのみ Excel セル内の値が変更されるようにし、Contributor プラン データのビューを再配置したときには変更されないようにする。 | 次の手順を実行する。
| =CCell("Income Statement", "B2 Profit-center", "Months", "Mar-03", "Versions", "Budget Version 1", "Income Statement", "Interest Expense") |
マルチ e.List アイテム ビューに表示された e.List アイテムの再配置を行ったときに、Excel セル内の値が変更されるようにする。 注:アプリケーションでマルチ e.List アイテム ビューが使用できる場合にのみ利用できるオプションです。詳細については、管理者に連絡してください。 | 次の手順を実行する。
| =CCell("Income Statement", "", "Months", "Mar-03", "Versions", "Budget Version 1", "Income Statement", "Interest Expense") |