算出セルにデータを入力して Enter キーを押すと、その計算の要素となっている他のセルのデータが自動的に再計算されます。セルに入っているのが計算である場合、そのセルに表示される数字は太字になります。値が入っていない数値データ セルにはゼロが表示されます。表示されているゼロが太字の場合、そのセルは算出セルです。
算出セルにはビジネス ロジックや検証規則を関連付けることができます。規則にかなっていない値を算出セルに入力すると、そのプランを提出または保存しようとするときに警告メッセージが表示されます。この場合、e.List アイテムを次の承認者に提出したり、サーバーにプランを保存したりするには、問題のあるデータを修正する必要があります。詳細については、データの検証を参照してください。
合計は通常、その合計計算を構成するセルに入っている元の値に基づいて按分されます。
たとえば、あるセルに入る値が“1 月”から“12 月”までの合計であるとします。“合計”セルに合計値を入力して Enter キーを押すと、その合計値は自動的に 12 か月に振り分けられます。この機能のことを自動按分といいます。
“合計”セルに「24000」と入力して Enter キーを押した場合、月ごとの合計は 2000 になります。
合計を「30000」に変更して Enter キーを押すと、月ごとの合計は 2500 になります。
6 月の値を「3000」に変更して Enter キーを押し、年間合計のセルを「40000」に変更して Enter キーを押すと、6 月の合計は 3934 になり、他の月は 3279 になります。月ごとの合計は、セルに入っている値に基づいて比例按分するかたちで変更されました。
しかし、6 月の値を「3000」に変更して Enter キーは押さずにおき、年間合計のセルを「40000」に変更して Enter キーを押すと、6 月の合計は 3000 のままになり、他の月は 3364 になります。
注:Enter キーを押したときではなくカーソルがセルから移動したときにデータを再計算するよう管理者がオプションを設定している場合は、値を明示的に保持する必要があります。
セルに対して保持を適用し、セルを自動按分の対象外にすることができます。保持されているセルは水色で表示されます。
保持を適用するには、対象となるセルを右クリックし、[保持]をクリックします。
保持されているセルを解除するには、そのセルを右クリックし、[解除]をクリックします。
保持の解除は、現在のページから他に移動するときに適用されます。