このページでは、複数のノードにわたってリソース・グループの高可用性を保証するために、1 つ以上のサービス・インターネット・プロトコル (IP) ラベルを構成します。
リソース・グループは、サービス IP ラベルを使用して、サービスを提供し、またクライアントをノードで実行中のアプリケーションに接続します。
デフォルトでは、複数のノードがサービス IP ラベルを獲得できます。
ただし、一度に構成できるのは、1 つのノード上のサービス IP ラベルのみです。

ウィザードでは、「サービス IP ラベル」プロパティーに情報が指定されるまで、このページのフィールドはいずれも使用可能になりません。
フィールド
- サービス IP ラベル
- ディスカバーされた使用可能なサービス IP ラベルのリストから IP ラベルを選択します。
サービス IP ラベルを手動で指定することもできます。
指定する IP ラベルは、クラスター内で固有でなければならず、他のリソース・グループで使用されていてはいけません。
- ネットワーク名
- サービス IP ラベルのバインド先のネットワークの名前を選択します。
ネットワーク名を手動で指定することもできます。
名前は 1 文字から 64 文字で構成されていなければなりません。
文字 A から Z と a から z、数字 0 から 9、および下線 (_) 文字を使用できます。
名前の先頭に数字は使用できません。
PowerHA® 予約語を名前にすることはできません。
- ネットマスク (IPv4) / プレフィックス長 (IPv6)
- インターネット・プロトコル・バージョン 4 (IPv4) アドレスのネットマスク、またはインターネット・プロトコル・バージョン 6 (IPv6) アドレスのオプションのプレフィックス長を指定します。
デフォルト値は、「サービス IP ラベル」プロパティーで指定した値に基づきます。
IPv4 ラベルまたはアドレスには、1 から 32 の範囲内でネットマスクを指定できます。
また、
nnn.nnn.nnn.nnn の形式でネットマスクを指定することもできます (
nnn.nnn.nnn.nnn は以下のガイドラインに基づく 0 から 255 の数値です)。
- IPv4 サービス IP ラベルまたは IP アドレスを指定し、基礎となるネットワークも IPv6 である場合は、ネットマスクを指定する必要があります。
- IPv4 サービス IP ラベルまたは IP アドレスを指定し、基礎となるネットワークが IPv4 である場合、ネットマスクの値は不要です。
ネットマスクの値を指定しても、使用されません。
IPv6 ラベルまたはアドレスの場合、以下のガイドラインに基づいて、1 から 128 の範囲でプレフィックス長を指定できます。
- IPv6 サービス IP ラベルまたは IP アドレスを指定し、基礎となるネットワークが IPv4 である場合は、プレフィックス長を指定する必要があります。
- IPv6 サービス IP ラベルまたは IP アドレスを指定し、基礎となるネットワークも IPv6 である場合、プレフィックス長の値は不要です。
プレフィックス長の値を指定しても、使用されません。
関連サイト (PowerHA SystemMirror 7.1 Enterprise Edition のみ) 
サービス IP ラベルを活動化する場所を指示するオプションを選択します。
このオプションは、関連サイトに属するノード上でのみ、IP ラベルの活動化を構成します。
PowerHA SystemMirror でサイト固有のサービス IP ラベルが活動化されるのは、それらのリソース・グループが関連サイト上でオンライン 1 次状態にある場合に限られます。
アクション
- さらに追加
- 別のフィールド・セットを追加して、リソース・グループ用に別のサービス IP ラベルを構成できるようにするには、
「さらに追加」をクリックします。
ウィザードでは、「サービス IP ラベル」フィールドに情報が指定されるまで、どのフィールドもアクティブになりません。
- 除去
- 最初のサービス IP ラベル・フィールド・セットから内容を除去し、
「サービス IP ラベル」フィールドより後のフィールドをすべて使用不可にするには、
「除去」をクリックします。
ページ上に追加されたサービス IP ラベルにこのアクションが適用された場合、追加されたサービス IP ラベルのフィールド・セットが完全に除去されます。