このタスクを使用して、選択したクラスター内のリソース・グループ間の関係 (依存関係) を管理し、表示します。
リソース・グループ間の依存関係を使用すると、多階層アプリケーションを使用する複合クラスターを、予定どおりに確実に管理することができます。
クラスター内のリソース・グループ間には、次の 5 タイプの依存関係を構成できます。
- 親-子
- 同じサイト上でオンライン
- 後で開始
- 後で停止
- 同じノード上でオンライン
- 異なるノード上でオンライン
親-子
このタイプの依存関係では、リソース・グループの獲得時に、ノード上の親リソース・グループが子リソース・グループより先に獲得されます。
リソース・グループの解放時には、子リソース・グループが親リソース・グループより先に解放されます。
子 (依存) リソース・グループをノード上でアクティブにするには、クラスター内のどのノードでも親リソース・グループがオンラインでなければなりません。
- 親リソース・グループ
- 親リソース・グループをリストから選択します。
親リソース・グループは、子リソース・グループが依存するサービスを提供します。
- 子リソース・グループ
- 1 つ以上の子リソース・グループをリストから選択します。
子リソース・グループは、親リソース・グループが提供するサービスに依存します。
同じサイト上でオンライン
このタイプの依存関係では、ロケーション・ポリシーは、選択したリソース・グループが開始され、同じサイト上でオンライン状態を維持するように設定されます。
- 名前
- リソース・グループの名前を指示します。
- HA 状況
- リソース・グループの状況を指示します。
- 参加ノード
- リソース・グループに属するノードを指示します。
後で開始
このタイプの依存関係では、リソース・グループの獲得時に、ノード上のターゲット・リソース・グループが従属リソース・グループより先に獲得されます。
従属リソース・グループをノード上でアクティブにするには、クラスター内のどのノードでもターゲット・リソース・グループがオンラインでなければなりません。
- ターゲット・リソース・グループ
- ターゲット・リソース・グループをリストから選択します。
ターゲット・リソース・グループは、別のリソース・グループが依存するサービスを提供します。
- ターゲット・リソース・グループの後に開始するリソース・グループ
- ターゲット・リソース・グループの開始後に開始するリソース・グループをリストから選択します。
後で停止
このタイプの依存関係では、リソース・グループの解放時に、ノード上のターゲット・リソース・グループが従属リソース・グループより先に解放されます。
- ターゲット・リソース・グループ
- ターゲット・リソース・グループをリストから選択します。
ターゲット・リソース・グループは、別のリソース・グループが依存するサービスを提供します。
- ターゲット・リソース・グループの後に停止するリソース・グループ
- ターゲット・リソース・グループの停止後に停止するリソース・グループをリストから選択します。
同じノード上でオンライン
このタイプの依存関係では、始動ポリシーと、ノードで必要とされる可用性に従って、2 つ以上のリソース・グループのセットが同じノード上で獲得され、オンラインになります。
フォールバックおよびフォールオーバー時に、リソース・グループに定義されたフォールオーバー・ポリシーとフォールバック・ポリシーを使用して、それらのグループのセットが同時に処理され、同じターゲット・ノード上でオンラインになります。
- 同じノードでオンラインにするリソース・グループ
- 同じノード上で獲得し、オンラインにする 2 つ以上のリソース・グループをリストから選択します。
異なるノード上でオンライン
このタイプの依存関係では、リソース・グループのセットは、「高」、「中」、「低」の優先順位値に割り当てられます。
これらの値は、任意の時点で当該ノードに競合がある場合に使用されます。
始動、フォールオーバー、およびフォールバック時に、優先順位の高いリソース・グループは優先順位の低いグループに優先します。
セット内のリソース・グループにはそれぞれ、始動用に異なるホーム・ノードが必要です。
クラスターごとに 1 つの「異なるノード上でオンライン」依存関係を設定できます。
- 使用可能リソース・グループ
- 「使用可能リソース・グループ」には、このタイプの依存関係で使用可能な、選択したクラスター内でディスカバーされたリソース・グループがすべてリストされます。
リストからリソース・グループを選択し、該当する優先順位値に関連する「>」をクリックして、そのリソース・グループをその優先順位リストに移動します。
ノード障害時のフェイルオーバーを処理する場合は、リソース・グループを優先順位の高い順に選択してください。
少なくとも 2 つのリソース・グループを選択する必要があります。
- 高優先順位
- 1 つ以上のリソース・グループを「使用可能リソース・グループ」リストから選択し、「高優先順位」リストに移動します。
このリストのリソース・グループは、低優先順位リソース・グループより先に獲得され、オンラインにされます。
- 中優先順位
- 1 つ以上のリソース・グループを「使用可能リソース・グループ」リストから選択し、「中優先順位」リストに移動します。
このリストのリソース・グループは、高優先順位リソース・グループより後、低優先順位リソース・グループより先に獲得され、オンラインにされます。
- 選択済み低優先順位
- 1 つ以上のリソース・グループを「使用可能リソース・グループ」リストから選択し、「低優先順位」リストに移動します。
このリストのリソース・グループは、高優先順位リソース・グループまたは中優先順位リソース・グループより後に獲得され、オンラインにされます。