このページでは、基本クラスター構成情報を指定します。
フィールド
- クラスター名
- クラスターの固有名を指定します。
名前は 1 文字から 32 文字で構成されていなければなりません。
文字 A から Z と a から z、数字 0 から 9、および下線 (_) 文字を使用できます。
- セキュリティーの構成
- クラスターのセキュリティーを構成するかどうかを選択します。
「はい」を選択した場合、このウィザードで「セキュリティーの構成」ページのセキュリティー・プロパティーを指定する必要があります。
「いいえ」を選択した場合、このページは表示されず、ウィザードによってセキュリティー構成なしでクラスターが作成されます。
- サイトの選択
- クラスターにマルチサイト構成を使用するかどうかを選択します。
注: このプロパティーおよび後続のすべてのプロパティーは、PowerHA® SystemMirror 7.1 Enterprise Edition を使用している場合にのみ使用可能です。
- クラスター・マルチキャスト・アドレス (IPv4)
- サイト 1 マルチキャスト・アドレス (IPv4)
- サイト 2 マルチキャスト・アドレス (IPv4)
- インターネット・プロトコル・バージョン 4 (IPv4) アドレスを 224.0.0.0 から 239.255.255.255 の範囲内で指定します。
PowerHA SystemMirror は、マルチキャスト (単一メッセージを 1 つ以上のピア・ノードに論理的に送信するプロセス) にこのアドレスを使用します。
クラスター・マネージャーは、このアドレスを使用してクラスター・ノードに制御メッセージを送信します。
マルチキャストを使用することで、クラスター・マネージャーは、ノード障害の発生時にクラスター内でのアクションを調整するために、より迅速に情報を配布できます。
サイトのない単一クラスターのノードを複数構成する場合は、「クラスター・マルチキャスト・アドレス (IPv4)」プロパティーに単一マルチキャスト・アドレスを指定する必要があります。
複数のサイトを持つリンク・クラスターを構成する場合は、単一のクラスター・マルチキャスト・アドレスも指定する必要があります。
複数のサイトがある拡張クラスターを構成する場合は、「サイト・マルチキャスト・アドレス (IPv4)」プロパティーに、2 つのマルチキャスト・アドレス (サイトごとに 1 つのアドレス) を指定する必要があります。
マルチキャスト・アドレスを指定しないと、ウィザードによってマルチキャスト・アドレスが自動的に作成されます。
- クラスター・タイプの選択
- 作成するクラスターのタイプを選択します。
- リンク・クラスターのあるマルチサイト
- クラスターのフル機能インフラストラクチャーを作成するには、このオプションを選択します。
このオプションは、ノード間の長距離データ複製を処理する必要があるクラスター構成に役立ちます。
- 拡張クラスターのあるマルチサイト
- クラスターのより単純化されたインフラストラクチャーを作成するには、このオプションを選択します。
このオプションは、ノード間のより限られた距離のデータ複製を処理するクラスター構成に役立ちます。
- サイト名 1
- サイト名 2
- 各サイトの固有名を指定します。
名前は 1 文字から 32 文字で構成されていなければなりません。
英字 A から Z と a から z、数字 0 から 9、および下線 (_) 文字を使用できます。
- サイト間回復
- クラスター・マネージャーが 1 次サイトでリソース・グループをオンライン状態にできない場合に PowerHA SystemMirror が行う必要がある回復アクションを選択します。
自動フォールオーバー
- PowerHA SystemMirror でリソース・グループをバックアップ・サイトに自動的にフォールオーバー操作を実行するには、このオプションを選択します。
このオプションがデフォルト値です。
- 通知
PowerHA SystemMirror
で、リソース・グループのフォールオーバー操作を実行するアクションを行う代わりに、通知メソッドを使用するには、このオプションを選択します。
このオプションを使用するには、通知メソッドのロケーションを指定する必要があります。
注: このオプションを選択すると、PowerHA SystemMirror はリソース・グループをエラー状態にします。
- 通知スクリプトまたは実行可能ファイル:
- このリソースでの障害発生時に PowerHA SystemMirror が通知メソッドに使用するユーザー定義スクリプトの絶対パスおよびファイル名を指定します。