ウィザードでリソース・グループを作成し、クラスターでリソースを使用できるようにするには、すべての前提条件を満たしている必要があります。
リソースを PowerHA® SystemMirror で使用するための準備が整うと、単一エンティティーとして管理を容易にするために、関連リソースをリソース・グループに割り当てることができます。
例えば、アプリケーションが 1 つ以上のボリューム・グループとサービス IP アドレスに依存している場合は、これらのリソースを 1 つのリソース・グループに入れることができます。
こうすることで、これらを 1 つの単位として管理できます。
以下の一般的なルールと制限がリソースとリソース・グループに適用されます。
- リソース・グループはクラスターに追加されます。
このため、リソース・グループを構成して追加する前に、少なくとも 1 つのクラスターを構成しておく必要があります。
- PowerHA SystemMirror がリソースの高可用性を維持するためには、クラスター・リソースがリソース・グループに属していなければなりません。
リソースを分離しておきたい場合は、そのリソースのみに対してグループを定義します。
1 つのリソース・グループに 1 つ以上のリソースを定義できます。
- リソース・グループのコンポーネントは固有でなければなりません。
アプリケーションは、そのアプリケーションが必要とするリソースと一緒に同じリソース・グループに入れておいてください。
- サービス IP ラベル、ボリューム・グループ名、およびリソース・グループ名は、クラスター内で固有であると同時に、それぞれが明確に区別できるものでなければなりません。
リソースが、それを使用するアプリケーション、および対応するデバイスに関連付けられていることを容易に判別できる名前を指定してください。
例えば、アプリケーション X に割り当てるサービス IP ラベルの名前として appX_service_address を指定できます。
- ノードが複数のリソース・グループに参加する場合は、すべてのリソース・グループを同時に管理するために必要なメモリー、ネットワーク・インターフェース、およびその他の項目がノードにあることを確認します。