このタスクは、クラスター内の 1 つ以上のアプリケーション・コントローラー用に Capacity on Demand (CoD) を追加し、CoD プロパティーを表示および編集するために使用します。
動的論理区画 (DLPAR) で使用可能なリソースの量にフリー・プールから割り当て可能な量を加算した量がアプリケーション・コントローラーの最小要求量を満たしていない場合、PowerHA SystemMirror は CoD によって追加リソースを要求します。
アプリケーション・コントローラーのプロビジョニングを行うために、PowerHA SystemMirror は、LPAR ノードに現在ある最小レベルを超える CPU の数を検査し、この数と、このフィールドで要求された最小値を比較し、これを基に必要に応じてより多くの CPU を要求します。
PowerHA SystemMirror は、フレーム上のフリー・プールから、または CoD 機能を通じて、3 つの CPU の割り当てを試行します。
PowerHA SystemMirror がこのフィールドで指定されたアプリケーション・コントローラー用の CPU 数を満たすことができない場合、PowerHA SystemMirror はリソース・グループ回復アクションを実行し、リソース・グループをアプリケーションとともに別のノードに移動します。
共有モードで実行されている LPAR の場合、このフィールドは仮想プロセッサーの必要数を表します。 仮想プロセッサー数は、LPAR が使用できる CPU の最大数です。
LPAR の仮想プロセッサー数が 5 に設定されている場合、LPAR は最大 5 つの CPU を使用できます。 LPAR の最大処理装置が 1.0 であっても、LPAR は処理装置を 5.0 に動的に増加することができます。
アプリケーションの最小処理装置が 1.1 に設定されている場合、仮想プロセッサー数は最小値 2 に設定できます。 入力したプロセッサー数に LPAR の仮想プロセッサー数を加算した値を、その LPAR の仮想プロセッサーの最大数より大きくすることはできません。
構成時に、PowerHA SystemMirror は、この値が「最小 CPU 数」フィールドで指定された最小 CPU 数以上であるかどうかを検査します。 PowerHA SystemMirror は、フリー・プールで使用可能な CPU が不足している場合に CPU を割り当てます。
共有モードで実行されている LPAR の場合、このフィールドは仮想プロセッサーの必要数を表します。 仮想プロセッサー数は、LPAR が使用できる CPU の最大数です。
例えば、必要な処理装置が 3.1 の場合、推奨される仮想プロセッサー数は 4 です。 割り当て時に、アプリケーションの仮想プロセッサーの総数が LPAR の仮想プロセッサーの最大数より大きい場合は、仮想プロセッサーの LPAR の最大数が使用されます。
共有モードで実行されている LPAR の場合は、アプリケーションの始動時に獲得する処理装置の最小数を入力します。 このフィールドには、整数または 10 進数を入力できます。
アプリケーション・プロビジョニングを行うために、PowerHA SystemMirror は、LPAR ノードに現在ある最小レベルを超える処理装置の数を検査し、この数と、このフィールドで要求された最小数を比較し、これを基に必要に応じてより多くの処理装置を要求します。
処理装置を効率的に使用するには、整数を入力します。 例えば、処理装置の値として 3.1 を入力し、フリー・プールに使用可能な処理装置がない場合、PowerHA SystemMirror は CoD プールから 4 つの CPU を活動化します。
共有モードで実行されている LPAR の場合は、処理装置の必要数を入力します。
PowerHA SystemMirror は、このノードでアプリケーションを開始する前に、ノードを LPAR に割り当てようとします。 このフィールドには、整数または 10 進数を入力できます。
構成時に、PowerHA SystemMirror は、この値が「最小処理装置数」フィールドで指定された最小処理装置数以上であるかどうかを検査します。 使用可能な CPU がフリー・プール内で不足している場合、PowerHA SystemMirror は処理装置数を CPU の最も近い整数まで切り上げることにより CPU を割り当てます。
アプリケーションのプロビジョニングを実行するために、PowerHA SystemMirror は、LPAR ノードに現在ある最小レベルを超えるメモリー量を検査し、この量と、このフィールドで要求された最小量を比較し、これを基に必要に応じてより多くのメモリーを要求します。
PowerHA SystemMirror は、フレーム上のフリー・プールから追加メモリーの割り当てを試行するか、CoD を使用する場合は CoD 機能を通じてこれを試行します。
このメモリー量が十分でない場合、PowerHA SystemMirror はリソース・グループ回復アクションを実行し、リソース・グループをアプリケーションとともに別のノードに移動します。
構成時に、PowerHA SystemMirror は、この値が「最小メモリー」フィールドで指定された最小メモリー量以上であるかどうかを検査します。
使用可能なメモリーが不足している場合、PowerHA SystemMirror が割り当てるメモリー量は減少します。