「リソース・グループの追加」ウィザード - テープ

このページは、リソース・グループに対して 1 つ以上の共有テープ・リソースを定義して構成するために使用します。

非コンカレント・リソース・グループにおいてクラスター・リソースとして SCSI またはファイバー・チャネルのテープ・ドライブを構成できます。 これにより、そのテープ・デバイスを管理しているリソース・グループに対して定義されたすべてのノードからそのテープ・デバイスを 有効に使用できる状態にすることが可能です。

このページにあるフィールドはいずれも、 「テープ名」フィールドに情報が指定されるまではアクティブになりません。 このフィールドに情報が指定されると、すべてのフィールドが使用可能になります。

フィールド

テープ名
事前定義されたテープ・デバイスを指定のリストから選択するか、またはリソース・グループに対して定義したい ユーザー定義テープ・デバイスに対して固有の名前を手動で指定します。 指定する名前は 1 文字以上 64 文字以下の英数字で構成されていなければなりません。 英字 A から Z と a から z、数字 0 から 9、および下線 (_) 文字を使用できます。 名前の先頭を数字にすることはできません。 また、名前を PowerHA™ 予約語にすることはできません。

事前定義されたテープ・デバイスのテープ名、始動スクリプト、および停止スクリプトも事前定義されています。 事前定義されたテープ・デバイスを選択した場合、そのテープ・デバイスの「テープ・デバイス」フィールド、 「始動スクリプト」フィールド、および「停止スクリプト」フィールドには 値が自動的に入力されています。 これらのフィールドは変更できません。

テープ・デバイス
テープ特殊ファイルのパスおよびファイル名を指定します。 先頭文字がスラッシュ (/) でない場合、指定したパスの前に /dev/ が付けられます。
始動スクリプト
テープ・デバイスの始動に使用されるプログラムの絶対パスおよびファイル名を指定します。 さらに、実行時にプログラムに渡される追加の引数も指定します。 このプログラムは、ノードがクラスターに結合する場合など、必要なリソースが使用可能になると必ず実行されます。 最大 256 文字の英数字を使用できます。 このスクリプトは、サーバーを始動する可能性のある各クラスター・ノード上の同じロケーションに配置する必要があります。 ただし、スクリプトの内容は同じでなくてもかまいません。
処理を同期して開始
始動スクリプトの処理を同期して開始するかどうかを選択します。 デフォルト値は「はい」です。
停止スクリプト
テープ・デバイスの停止に使用されるプログラムの絶対パスおよびファイル名を指定します。 さらに、実行時にプログラムに渡される追加の引数も指定します。 このプログラムは、ノードがクラスターに結合する場合など、必要なリソースが使用可能になると必ず実行されます。 最大 256 文字の英数字を使用できます。 このスクリプトは、サーバーを始動する可能性のある各クラスター・ノード上の同じロケーションに配置する必要があります。 ただし、スクリプトの内容は同じでなくてもかまいません。
処理を同期して開始
始動スクリプトの処理を同期して開始するかどうかを選択します。 デフォルト値は「はい」です。

アクション

さらに追加
別のフィールド・セットを追加して、ユーザー定義リソース・グループ用に別のテープ・デバイスを作成して構成できるようにするには、 「さらに追加」をクリックします。 追加されたテープ・デバイスのフィールドはいずれも、 「テープ名」フィールドに情報が指定されるまではアクティブになりません。 このフィールドに情報が指定されると、すべてのフィールドが使用可能になります。
除去
最初のテープ・デバイス・フィールド・セットから内容を除去し、 「テープ名」フィールドより後のフィールドをすべて使用不可にするには、 「除去」をクリックします。 ページ上に追加されたテープ・デバイスにこのアクションが適用された場合、追加されたデバイスのフィールド・セットが完全に除去されます。