「クラスターの作成」ウィザード - ノードの構成

このページは、新規クラスターに組み込むことを選択したノードのオプション・プロパティーを構成するために使用します。

新規クラスターには少なくとも 2 つのノードが必要です。 ノード選択を変更するには、「戻る」をクリックします。

フィールド

ノード名
このフィールドでは、デフォルト値であるノードの完全修飾ホスト名を指定します。 手動でノードに別の名前を指定できます。 名前はクラスター内で固有でなければならず、1 文字以上、64 文字以内の英数字で構成する必要があります。 英字 A から Z と a から z、数字 0 から 9、および下線 (_) 文字を使用できます。 名前の先頭を数字にすることはできません。 また、名前を PowerHA™ 予約語にすることはできません。
通信パス
このフィールドでは、ノードとの通信を確立するために使用するパスを指定します。 PowerHA SystemMirror は、この通信パスを使用して、単一ノードからクラスター構成を自動的にディスカバーできます。 パスを指定しない場合は、ノードのホスト名の IP アドレスが使用されます。 ディスカバーされた使用可能な通信パスのリストから使用するパスを選択してください。 または、以下のいずれかの形式でパスを手動で指定することもできます。
  • 解決可能 IP ラベル/アドレス (ホスト名を指定できます)。例えば NodeA など
  • IP アドレス。例えば 10.11.122.133 など
  • 完全修飾ドメイン名。例えば NodeA.mycompany.com など
永続 IP ラベル/アドレス
このフィールドでは、このノードにバインドしたままにする、オプションの(永続) IP ラベルまたは IP アドレスを指定します。 デフォルト値はありません。 このノードの永続 IP ラベル/アドレスを指定するには、矢印をクリックして、/etc/hosts ファイルに存在する、ディスカバーされた使用可能ラベル/アドレスのリストから選択してください。 手動で IP アドレスのみを指定することができます。 指定する値は、クラスター内で固有でなければならず、関連ノード上のネットワークでサポートされていなければなりません。
ネットマスク (IPv4) / プレフィックス長 (IPv6)
このフィールドは、インターネット・プロトコル・バージョン 4 (IPv4) アドレスのオプション・ネットマスク、 またはインターネット・プロトコル・バージョン 6 (IPv6) アドレスのオプション・プレフィックス長を指定します。 デフォルト値は、「永続 IP ラベル/アドレス」に指定した値に基づいて設定されます。

IPv4 ラベル/アドレスの場合、1 から 32 までの範囲で、または n.n.n.n のフォーマットで、 ネットマスクを指定できます (n は、0 から 255 までの有効な IP アドレス値です (例: 0.0.0.255))。 基礎となるネットワークが IPv6 である場合は、IPv4 アドレスのネットマスクを指定する必要があります。 永続 IP ラベル/アドレスと基礎となるネットワークがいずれも IPv4 である場合、指定したネットマスクは無視されます。

IPv6 ラベル/アドレスの場合、1 から 128 までの範囲でプレフィックス長を指定できます。 基礎となるネットワークが IPv4 である場合は、IPv6 アドレスのプレフィックス長を指定する必要があります。 永続 IP ラベル/アドレスと基礎となるネットワークがいずれも IPv6 である場合、指定したプレフィックス長は無視されます。

制御ノード
この選択により、新規クラスターの高可用性アプリケーション・サーバーの 1 次所有者である、制御ノードを指定します。 制御ノードは、IBM® Director とクラスター間のインターフェースであり、すべての IBM Director アクションが実行されるノードです。 何らかの理由で制御ノードに接続できない場合、PowerHA SystemMirror は、正常に接続できるノードに制御ノードを再割り当てします。

デフォルトでは、リスト内の最初のノードが制御ノードとして選択されます。 このオプションは、新規クラスターの制御ノードとして指定するノード用に選択してください。