クラスターの検査および同期化

検査および同期化」タスクは、クラスターの構成、再構成、または変更内容を検証し、 それらを、同じ構成内容ですべてのノードを更新することでクラスターにコミットするために使用します。

クラスター内で変更が行われた場合は、その後にクラスター構成を検査して同期化します。 このような変更には、ハードウェア・オペレーティング・システム、ノード構成、クラスター構成に対する変更などがあります。

重要: クラスターを同期化すると、 クラスター内の情報が削除されたり変更されたりすることがあります。 変更を同期化する前に、クラスターのスナップショットを保存しておいてください。

フィールド

実行するアクション
クラスターの検査および同期化のためのオプションをリストします。
検査のみ
検査プロセスのみを実行します。 このオプションが選択されると、「検査が不合格の場合に強制的に同期化」オプションのみが使用不可になります。
同期化のみ
同期化プロセスのみを実行します。 このオプションが選択されると、他のすべてのオプションが使用不可になります。
検査および同期化
検査プロセスおよび同期化プロセスを実行します。 このオプションが選択されると、他のすべてのオプションが使用可能になります。 検査プロセスが正常に実行されると、デフォルトでは、同期プロセスが実行されます。 「検査が不合格の場合に強制的に同期化」オプションを「検査および同期」オプションと一緒に 使用することができます。
検査
検査オプションをリストします。
注: 構成内の 1 つ以上のノードでオペレーティング・システム構成を変更した場合は、 「構成全体」オプションを選択してください。
構成全体
デフォルトでは、構成のトポロジーおよびリソースの完全な検査を実行します。
非同期変更のみ
前回の検査操作時以降に ODM ファイルで行われた変更に対してのみ検査を実行します。
検査ロギング
検査ロギングのオプションを選択します。
標準
デフォルトでは、標準セットのログ出力をコンソールに送信します。 それ以外の場合、この出力は clverify.log ファイルに送信されます。
詳細
完全なログ出力をコンソールに送信します。 それ以外の場合、この出力は clverify.log ファイルに送信されます。
出力を保管するログ・ファイル
検査出力の保管に使用されるログ・ファイル名を指定します。 デフォルトでは、出力は smit.log ファイルに保管されます。
検査時に見つかったエラーを修正
検査エラーを修正するためのオプションを選択します。
いいえ
デフォルトでは、検査エラーは報告されますが修正されません。
対話式
クラスター・サービスを開始する前に、共通の構成問題を修正するように求めるプロンプトが出されます。
エラーが次の数に達したときに検査を終了
エラー数の制限を設定します。 この制限を超えてエラーが発生すると、プログラムは終了します。 デフォルトは 10 です。 この値を変更するには、0 から x までの範囲で新規の値を入力します (x は整数)。
検査が不合格の場合に強制的に同期化
はい」または「いいえ」をメニューから選択します。
いいえ
デフォルトでは、検査プロセスでエラーが返された場合、同期プロセスは実行されません。
はい
検査プロセスの結果に関係なく、同期化プロセスを強制的に実行します。
重要: このオプションは推奨されません。 このオプションを使用する必要がある場合、クラスター構成変更の影響について必ず理解しておいてください。
プリインストール検証メソッド
実行対象の検査オプションをリストします。
プリインストールのみ
デフォルトでは、プリインストール検証メソッドのみを実行します。
ユーザー定義
ユーザー定義検証メソッドのみを実行します。
両方
プリインストール検証メソッドとユーザー定義検証メソッドの両方を実行します。
ユーザー定義検証メソッド
1 つ以上のユーザー定義検証メソッドを選択します。 デフォルトでは、何も選択されていません。