ワークロード・パーティションの複製

既存のシステム WPAR からシステム・ワークロード・パーティションを複製するには、このページを使用します。複製操作は、リモート・ファイルシステムを利用する WPAR では実行できません。 複製する WPAR のファイルシステムはすべて、ローカル・ファイルシステムでなければなりません。

ページごとのヘルプを表示するには、以下のリンクを選択してください。

一般

フィールド

作成するクローン WPAR に関する情報を指定するには、このタブを指定します。
新規 WPAR の名前
新規 WPAR の名前を指定します。 この名前は、現在システムにデプロイされている WPAR で使用されていない名前にしてください。
新規 WPAR のホスト名
新規 WPAR のホスト名を指定します。これはネットワーク対応の、新たに複製された WPAR のホスト名です。 WPAR を配置するシステムのホスト名ではありません。
NFS サーバー
作成中の WPAR のファイルシステムをホスティングする NFS サーバーのホスト名を指定します。このフィールドは、複製する WPAR に NFS ベースのファイルシステムがある場合にのみ表示されます。
リモート・ディレクトリー
WPAR 用ファイルシステムのホスティングに使用するリモート・ディレクトリーを指定します。 このディレクトリーは、管理対象システムのホスト名と WPAR のホスト名の両方について、 読み取りおよび書き込み特権とともに NFS サーバーの root ユーザーにエクスポートする必要があります。 WPAR の ルート・ファイルシステムは、リモート・ファイルシステムの上にマウントされ、 その他のファイルシステム (/home、/tmp、/var) はすべてこの位置の下にマウントされます。
マウント・オプション
構成した NFS ファイルシステムのそれぞれに適用するマウント・オプションを指定します。

オプション

フィールド

このタブは、クローン WPAR の作成に使用する追加オプションを指定するために使用します。
矛盾する静的設定を自動的に解決
新規 WPAR の静的設定の競合を自動的に解決するには、このオプションを選択します。 解決可能な設定は、ベース・ディレクトリー、ホスト名、およびネットワーク構成です。
グローバル・システムからネーム・レゾリューション設定を継承
グローバル・システムで使用されているものと同じネーム・サーバーやその他のネーム・レゾリューション設定を使用するには、 このオプションを選択します。
新規 WPAR の即時開始
複製処理の完了後に新規 WPAR を開始するには、このオプションを選択します。
複製前に元の WPAR を停止
複製前に元の WPAR を停止するには、このオプションを選択します。 このオプションは、元の WPAR が現在アクティブになっている場合にのみ使用できます。

デバイス

グローバル・システムで使用できる対象 WPAR にデバイスを割り振るには、このタブを使用します。 このページは、rootvg 情報を含むオリジナル WPAR に割り振られたデバイスがある場合にのみ表示されます。 選択されたデバイスは、作成される WPAR に割り振られ、rootvg に自動的に割り当てられます。 現行 rootvg データは、選択したデバイスにコピーされます。 デバイスはエクスポートされ、そのデバイスがシステム内の他のいずれの WPAR にもエクスポートされなければ WPAR の再始動時にそのデバイスの使用準備が整います。

アクション

追加
WPAR に追加するデバイスを選択するためのウィンドウを新規に起動するには、「追加」をクリックします。
除去
クローン WPAR からデバイスを除去するには、「除去」をクリックします。

属性

デバイス制御
デバイスをルート・ボリューム・グループの一部にするかどうかを指定します。 デフォルトでは、デバイスはルート・ボリューム・グループの一部ではありません。 タイプが「disk」のデバイスのみが、ルート・ボリューム・グループの一部になることができます。
デバイス
デバイスの名前が表示されます。 例えば、「hdisk29」のような名前が表示されます。
タイプ
デバイスのタイプが表示されます。 例えば、「disk」のように表示されます。
サブクラス・タイプ
サブクラス・タイプの名前が表示されます。 例えば、「vscsi」などです。
デバイス ID
デバイスの ID が表示されます。例えば、3E213600A0B8000485AF000000E5E4922BD170F1814FAStT03IBMfcp のような ID が表示されます。 ID ストリング全体を表示できない場合は、カーソルを ID 上に移動してください。 2 次ウィンドウに完全な ID ストリングが表示されます。
仮想デバイス名
WPAR 内から参照されるようにデバイスの仮想名が表示されます。 例えば、グローバル・システムにおける hdisk29 は、WPAR 内から仮想デバイス名 hdisk1 を受け取ることができます。
状況
デバイスの状況が表示されます。 表示される可能性のある値を以下にリストします。
  • 「割り振り済み」- デバイスが WPAR の定義に追加されていて、開始時に WPAR にエクスポートされることを示します。
  • 「欠落」- 所定の WPAR に以前に割り振られたデバイスが、グローバル環境内に存在しなくなったことを示します。
  • 「エクスポート済み」- WPAR インポートに使用可能なデバイスとして既存のデバイスが指定されていることを示します。

    「エクスポート済み」状況は ODM デバイスの状況ではありませんが、「エクスポート済み」状況のデバイスはグローバル環境内からは使用できません。