このページで、WPAR のファイルシステム情報を構成します。ユーザーは、システム WPAR とアプリケーション
WPAR の両方について、ファイルシステムの追加、除去、または変更を行うことができます。WPAR マネージャーには、システム
WPAR の必須ファイルシステムを簡単に構成できる方法が用意されています。
この方法では、個々のファイルシステムを手動で入力する必要はありません。
また、アプリケーション WPAR はファイルシステムを必要としません。ファイルシステムが構成されると、ユーザーはファイルシステム・テーブルを使用して属性を変更できます。
アクション
- 必須ファイルシステムの構成
- このボタンは、システム WPAR でのみ使用できます。
このボタンをクリックすると、「必須ファイルシステムの構成」ダイアログが表示されます。ダイアログで要求された情報を指定すると、ファイルシステム・テーブルが更新されます。
「必須ファイルシステムの構成」ダイアログには以下のオプションがあります。
- 専用 /usr および /opt の使用
- /usr および /opt の専用書き込み可能バージョンが WPAR で必要な場合は、このボックスにチェック・マークを付けます。
- 構成するファイルシステムのタイプ
- ローカル
- このオプションを選択した場合、ファイルシステムは jsf2 ファイルシステムとして構成されます。
- NFS ベース・ファイルシステム
- このオプションを選択した場合、ファイルシステムは nfs ファイルシステムとして構成されます。
- オプション
- 選択したファイルシステム・タイプに関するオプションを指定します。
ローカル・ファイルシステムが選択されている場合は、以下の設定が
有効になります。
- ボリューム・グループ
- ファイルシステムの構成時に使用するボリューム・グループを指定します。
- 「NFS ベース・ファイルシステム」が選択されている
場合は、以下の設定が有効になります。
- NFS サーバー
- 作成中の WPAR のファイルシステムをホスティングする NFS サーバーのホスト名を指定します。
- リモート・ディレクトリー
- WPAR 用ファイルシステムのホスティングに使用するリモート・ディレクトリーを指定します。このディレクトリーは、管理対象システムのホスト名と WPAR のホスト名の両方について、rw 権限を付与して NFS サーバーの root ユーザーにエクスポートする必要があります。
WPAR のルート・ファイルシステムは、リモート・ファイルシステムの上にマウントされ、その他の
ファイルシステム (/home、/tmp、/var) はすべてこの位置の下にマウントされます。
- マウント・オプション
- 構成した NFS ファイルシステムのそれぞれに適用するマウント・オプションを指定します。
属性
- 追加
- 「ファイルシステムの設定」ダイアログでワークロード・パーティション用の新しいファイルシステムを構成し、
必要なファイルシステム情報を入力するには、このボタンをクリックします。
「ファイルシステムの設定」ダイアログには以下のオプションがあります。
- 仮想ファイル・システム・タイプ
- 追加するファイルシステムのタイプを指定します。再配置可能な WPAR の場合、使用可能なファイルシステム・タイプは NFS と Namefs だけです。/usr および /opt のファイルシステムは、Namefs タイプにできます。
ただし、読み取り専用 (ro) マウント・オプションを設定する場合に限ります。
モバイル WPAR 用の他の書き込み可能ファイルシステムは、すべて NFS タイプにする必要があります。
- ディレクトリー
- 追加されるファイルシステムのマウント・ポイント (ワークロード・パーティション内から認識されるもの)。
例えば、/usr などです。
- ファイルシステム・サイズ
- 作成するファイルシステムのサイズを指定します。
- ボリューム・グループ
- ファイルシステムを作成するボリューム・グループを指定します
(dev 属性を使用して既存の論理ボリューム・デバイスが指定されていない場合)。
- ログ名
- このファイルシステムで使用するログ・デバイスを指定します。
このオプションは、ファイルシステムで使用されるデフォルトのログ・デバイスでは不十分な場合にのみ指定してください。
- デバイス・パス
- NFS ファイルシステムの場合は、このファイルシステム用に NFS サーバーにエクスポートされるディレクトリーを指定します。Namefs ファイルシステムの場合は、グローバル・ファイルシステムのディレクトリーを WPAR 内にマウントするように指定します。
- CRFS オプション
- ファイルシステムの作成時に crfs コマンドに渡すその他のオプションを指定します。
オプションは直接 crfs コマンドに渡されるため、crfs コマンドで必要とされる形式の値を使用する必要があります。
- マウント・オプション
- ファイルシステムのマウント時に使用する追加のオプションを指定します。ファイルシステムの各オプションの詳細については、
ワークロード・パーティションのベース資料を参照してください。
- 表示
- ファイルシステムを選択し、このボタンをクリックして、選択したファイルシステム設定の属性を表示または変更します。
- 除去
- 1 つ以上のファイルシステムを選択し、このボタンをクリックして、不要になったファイルシステムを削除します。