「バージョン付きワークロード・パーティションの作成」ウィザード

このインターフェースは、バージョン付きワークロード・パーティションを作成する場合に使用します。 バージョン付きワークロード・パーティションでは、 グローバル・システムの AIX® バージョンより古い AIX バージョンが稼動します。 これにより、バージョン付き WPAR の設定の一部に影響があります。

ワークロード・パーティションの作成に使用される多くのフィールドは、 バージョン付き WPAR と非バージョン付き WPAR とで共通です。 このようなフィールドについて詳しくは、 『「ワークロード・パーティションの作成」ウィザード』を参照してください。
以下のリンクでは、バージョン付き WPAR の関連情報について説明します。

バージョン

このページは、バージョン付き WPAR の作成元となる mksysb イメージを選択するために使用します。

フィールド

イメージ・リポジトリーのルート
グローバル・システム上のイメージ・リポジトリーへのパスを指定して、 「ロード」をクリックします。 テーブルからイメージを選択します。
イメージ・リポジトリーは、グローバル・システムにあるディレクトリーです。 ここには、レガシー AIX 環境から作成された mksysb イメージがいくつか含まれている可能性があります。 mksysb イメージは、バージョン付き WPAR の作成時に使用できます。 このパネルで、グローバル・システムにあるイメージ・リポジトリーへのパスを指定して「ロード」ボタンを クリックすれば、イメージ・リポジトリー内のファイルを検索できます。 イメージ・リポジトリーで識別されるファイルのリストがテーブルに表示されます。 ユーザーは、このテーブルのリストから適切な mksysb イメージを選択します。 このレガシー mksysb イメージがバージョン付きワークロード・パーティションの作成に使用されます。
インストール・イメージ・ファイル
追加のインストール・イメージ・ファイルがバージョン付き WPAR のサポートに必要です。 デフォルトで、このファイルはグローバル・システム上の /usr/sys/inst.images に含まれています。

ファイルシステム

このページは、新しいバージョン付き WPAR のファイルシステムを定義するために使用します。 チェックポイントに対応していない WPAR の場合は、mksysb イメージに定義されているファイルシステムを使用するように選択することも、 新規ファイルシステムを定義して mksysb イメージ内のファイルシステムをオーバーライドするように選択することもできます。 チェックポイント対応の非 rootvg WPAR は、NFS ベースのファイルシステムを使用して定義する必要があります。

フィールド

mksysb イメージに含まれるファイルシステム定義
mksysb イメージに含まれるファイルシステム定義を再利用するのか、その定義を無視するのかを選択します。 mksysb イメージに含まれるファイルシステム定義を無視するように選択した場合は、 テーブルにある必要なファイルシステムをすべて構成する必要があります。

詳細

フィールド

バージョン
JFS 拡張係数
ワークロード・パーティションの作成元となる mksysb イメージに含まれるすべての圧縮 JFS ファイルシステムのサイズに適用される拡張係数を指定します。 JFS ファイルシステムはいずれも JFS2 に変換されます。 これは、圧縮をサポートしていません。 圧縮ファイルシステムの内容を非圧縮 JFS2 ファイルシステムに適合させるには、 拡張係数を指定してファイルシステムのサイズを倍増させます。 有効値は 1 から 8 までの整数です。 デフォルト値は 1 です。 この値の場合、ファイルシステムは変更されません。