自動化タスク

イベント自動化プランを作成して、特定のシステムに適用することにより、システム管理環境で 発生する状態に対するタスクやその他の応答を自動化できます。 例えば、指定したしきい値に達したとき、または特定のイベントが発生したときに、電子メールまたは 電話で通知を受けることができます。 あるいは、特定のイベントが発生したときに、システムでプログラムを開始するか、 またはシステム変数を変更するように、イベント自動化プランを構成することができます。

重要: 事前定義の IBM® Systems Director 役割を使用する場合、IBM Systems Director Web インターフェースで自動化タスクを使用するには、SMAdministrator 権限を持っている必要があります。
IBM Systems Director には「イベント自動化プラン」ウィザードがあり、多くのシステム管理でのニーズを 満たすイベント自動化プランを迅速かつ容易に作成することができます。 「イベント自動化プラン」ウィザードを使用すれば、以下のような、システム管理環境における最も一般的な状態をモニターする プランを作成できます。
  • 環境内のすべてのシステムからのクリティカルなハードウェア・イベント
  • 特定のシステム・グループ (Linux® が稼働中のすべてのサーバーなど) でのプロセッサー (CPU) の使用
  • 共通エージェントがオフラインになるかどうかを判別するすべての共通エージェント管理対象システム
  • 進行中の更新の状況
  • データベース・データの保管などの、システムでのディスク・スペース使用
次に、モニターしている状態に応じて、ポケットベル呼び出しまたは電子メールの送信を 選択するか、あるいはシステム上でプログラムを開始することができます。 イベント自動化プランの作成および「イベント自動化プラン」ウィザードの使用について詳しくは、『イベント自動化プランの作成』を 参照してください。

「イベント自動化プラン」ウィザードには、システム管理環境での極めて特殊なニーズを満たすことが可能なイベント自動化プランを作成するために使用できる拡張イベント・アクションおよびイベント・フィルター・オプションも用意されています。

イベント自動化プランのインプリメンテーションを正常に行うには、これらをどのようにインプリメントするかに ついて計画および検討する必要があります。 イベント自動化プランに考え抜いた説明を付けておくことは、特に役立ちます。 詳しくは、『イベント自動化プランの計画』を参照してください。

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