しきい値イベント・フィルター

単純イベント・フィルター・オプションに加えて、しきい値イベント・フィルターは、 指定された時間間隔内に、指定された回数だけイベントが発生した後に、そのイベントを処理します。

イベントが、指定された間隔内に「カウント」フィールドで指定された回数だけ発生する場合に、そのイベントは関連アクションを起動します。

例えば、頻繁に発生しているハートビート・イベントをモニターして、指定した時間内に ハートビート・イベントが 100 回受信された場合にのみそのイベントを IBM® Systems Director サーバーに転送するように、 しきい値フィルターを定義することができます。 「カウント」 が 100 に設定され、「間隔」 が 5 分に設定されます。 指定されたイベントが 5 分間に 100 回受信されると、イベント・アクションが起動され、「カウント」および「間隔」設定がリセットされます。 イベント・アクションを 2 回起動するには、指定されたイベントが 5 分間隔以内に 100 回目を再度 受信する必要があります。 5 分以内にイベントを 90 回のみ受信した場合、「カウント」および「間隔」設定はリセットされます。

別の例として、ユーザーが 5 分間に 5 回無効なパスワードを使用してログオンしようとした 場合に、イベント自動化プランが、関連付けられたイベント・アクションを起動するようなしきい値フィルターも作成できます。

関連概念
フィルターに使用できるイベント
単純イベント・フィルター
重複イベント・フィルター
排他イベント・フィルター
関連タスク
フィルターに掛ける特定イベントの選択
関連資料
「イベント・フィルター・ビルダー」ウィンドウ
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