フィルター は、イベント自動化プランで 処理する 1 つ以上のイベントを指定します。 イベント自動化プランは、 フィルターの仕様を満たさないイベント・インスタンスを無視します。 通常は、「イベント自動化プラン」ウィザードで提供される共通イベント・フィルターが使用されます。 ときどき、高機能のイベント・フィルターを作成することになる状況があります。 このセクションで説明されるイベント・フィルターは、そのようなインプリメンテーションに使用できます。 こうしたフィルターを使用して、非常に固有の問題やオカレンスを扱えるように、イベントの詳細を指定できます。 フィルターの作成を容易にするために、デフォルト値が用意されていますが、設定はカスタマイズが可能です。
システムが、フィルターに掛けるイベントを生成できない場合、フィルターはそのシステムでは効果がありません。そのような場合、これらのシステムにはイベント自動化プランを適用できますが、効果はありません。 例えば、イベント・フィルターが BladeCenter® 製品用のイベントを基にしており、BladeCenter 製品が組み込まれていないシステムにそのイベント自動化プランが適用される場合、そのイベント・フィルターにはフィルターに掛けるイベントはないため、アクションは実行されません。 この概念を理解していれば、より複雑なイベント自動化プランを作成でき、作成および保守しなければ ならないイベント自動化プランの数を削減することができます。
フィルターに掛けるイベント・タイプの選択に加えて、4 つのタイプのイベント・フィルターから フィルターを選択できます。それらは、単純、重複、排他、およびしきい値です。 各フィルターには、選択したイベント・タイプを処理するための、それぞれ異なるオプションが用意されて います。