フィルターに掛けるイベントの共通カテゴリーの選択

フィルターに掛けるイベントを選択できます。 このイベントが発生すると、イベント自動化プランは、1 つ以上のカスタマイズされたイベント・アクションで 応答することができます。 共通イベント・フィルターは、システム管理での共通の関心事であるイベントをモニターする 事前定義の単純フィルターです。 例えば、「ディスク」イベント・フィルターはハード・ディスク・イベントによって起動され、 「ファン」イベント・フィルターは任意のファン・イベントによって起動されます。 「イベント自動化プラン」ウィザードには共通のイベント・フィルターがいくつか用意されているため、一般的に必要と されるイベント自動化プランを素早く簡単に作成することができます。 イベント・フィルターについて詳しくは、『イベント・フィルター』を参照してください。 拡張イベント・フィルターについて詳しくは、『フィルターに掛ける特定イベントの選択』を 参照してください。

イベント自動化プランでフィルターに掛けるイベントの共通カテゴリーを選択するには、 以下の手順に従ってください。

  1. 「イベント」ページで、「イベント」リストから「共通」を 選択します。
  2. 「イベント・タイプ」リストで、モニターする共通イベントのカテゴリーを 選択します。 イベントの複数のカテゴリーを選択できますが、カテゴリーのいくつかに関する 情報を指定する必要があります。 イベントの別のカテゴリーを選択する前に、この情報を指定してください。 選択可能な共通イベントのカテゴリーと、各セットで必要な情報について、下のリストに 説明があります。
    一般
    エラー重大度の基準は一般に、イベントに関連付けられています。
    表 1. IBM Systems Director のイベントのカテゴリーおよびイベント重大度
    イベントのカテゴリー 有効な設定
    共通エージェント状況 以下の 1 つ以上の基準を選択することで、このイベントをフィルターに掛けることができます。
    • オフライン
    • オンライン
    更新マネージャー 以下の 1 つ以上の基準を選択することで、このイベントをフィルターに掛けることができます。
    • 更新のインストール・ステージングが失敗した
    • インストールが成功した
    • インストールが失敗した
    • アンインストールが成功した
    • アンインストールが失敗した
    • 更新の取得に失敗した
    • 新しい更新が見つかった
    • 更新の検査が失敗した
    • コンプライアンスが失敗した
    エラーの重大度 イベントを重大度でフィルターに掛けることができます。 このフィルターを作成するために、以下の 1 つ以上の基準を選択してください。
    • 致命的
    • クリティカル
    • マイナー
    • 警告
    • 通知
    • 不明
    ハードウェア
    イベントのこのカテゴリーは、以下のハードウェアおよびハードウェア・コンポーネントに よって生成されます: プロセッサー (CPU)、ディスク、ファン、メモリー、ネットワークと交換機、電源機構、 セキュリティー、サーバー、RAID またはストレージ・アレイ、およびブレード・サーバー。 このカテゴリーには、追加設定を提供するものはありません。
    モニター
    このイベントは、マイクロプロセッサー使用、メモリー使用、およびディスク使用のモニターによって生成されます。イベントのこのカテゴリーの 1 つを選択するときは、モニターのしきい値を設定する必要があります。 この後、指定したシステムでしきい値モニターが自動的に作成されます。 詳しくは、『モニターの管理』および『しきい値の管理』を参照してください。
    表 2. モニター・イベントのカテゴリーと有効なしきい値設定
    イベントのカテゴリー 有効なしきい値設定
    プロセッサー使用 モニターでクリティカル・イベントを生成する には、「クリティカル」チェック・ボックスを選択します。 次に、しきい値のプロセッサー使用のパーセンテージを選択します。 プロセッサー使用がしきい値以上になると、クリティカル重大度を 持つ「プロセッサー使用」イベントがモニターで生成されます。

    モニターで警告イベントを生成するには、「警告」チェック・ボックスを 選択します。 次に、しきい値のプロセッサー使用のパーセンテージを選択します。 プロセッサー使用がしきい値以上になると、警告重大度を 持つ「プロセッサー使用」イベントがモニターで生成されます。

    注: クリティカルと警告の両方のイベントにしきい値を設定できます。
    メモリー使用 モニターでクリティカル・イベントを生成する には、「クリティカル」チェック・ボックスを選択します。 次に、モニターするしきい値のメモリーの大きさ (MB) を選択します。 メモリー使用がしきい値設定以上になると、クリティカル重大度を持つ「メモリー使用」イベントが モニターで生成されます。

    モニターで警告イベントを生成するには、「警告」チェック・ボックスを 選択します。 次に、モニターするしきい値のメモリーの大きさ (MB) を選択します。 メモリー使用がしきい値設定以上になると、警告重大度を持つ「メモリー使用」イベントがモニターで 生成されます。

    注: クリティカルと警告の両方のイベントにしきい値を設定できます。
    ディスク使用 モニターでクリティカル・イベントを生成する には、「クリティカル」チェック・ボックスを選択します。 次に、しきい値のディスク容量のパーセンテージを選択します。 使用済みディスク容量がしきい値設定以上になると、クリティカル重大度を持つ「ディスク使用」イベントが モニターで生成されます。

    モニターで警告イベントを生成するには、「警告」チェック・ボックスを 選択します。 次に、しきい値のディスク容量のパーセンテージを選択します。 使用済みディスク容量がしきい値設定以上になると、警告重大度を持つ「ディスク使用」イベントが モニターで生成されます。

    注: クリティカルと警告の両方のイベントにしきい値を設定できます。
    Active Energy モニター
    Active Energy Manager プラグインがインストールされている場合、Active Energy Manager モニターによって生成されるイベントが使用可能です。イベントのこのカテゴリーの 1 つを選択するときは、モニターのしきい値を設定する必要があります。 この後、指定したシステムでしきい値モニターが自動的に作成されます。 詳しくは、IBM® Systems Director Active Energy Manager バージョン 3.1.1 のインフォメーション・センターを参照してください。
    表 3. Active Energy Manager モニター・イベントのカテゴリーと有効なしきい値設定
    イベントのカテゴリー 有効なしきい値設定
    平均入力 モニターでクリティカル・イベントを生成する には、「クリティカル」チェック・ボックスを選択します。 次に、しきい値のワットを選択します。 ワットがしきい値設定以上になると、クリティカル重大度を持つ「平均入力」イベントがモニターで生成されます。

    モニターで警告イベントを生成するには、「警告」チェック・ボックスを 選択します。 次に、しきい値のワットを選択します。 ワットがしきい値設定以上になると、警告重大度を持つ「平均入力」イベントがモニターで生成されます。

    注: クリティカルと警告の両方のイベントにしきい値を設定できます。
    排気温度 モニターでクリティカル・イベントを生成する には、「クリティカル」チェック・ボックスを選択します。 次に、モニターするしきい値の温度を度 (摂氏) 単位で選択します。 温度がしきい値設定以上になると、クリティカル重大度を持つ「排気温度」イベントがモニターで生成されます。

    モニターで警告イベントを生成するには、「警告」チェック・ボックスを 選択します。 次に、モニターするしきい値の温度を度 (摂氏) 単位で選択します。 温度がしきい値設定以上になると、警告重大度を持つ「排気温度」イベントがモニターで生成されます。

    注: クリティカルと警告の両方のイベントにしきい値を設定できます。
    有効 CPU (パーセント) モニターでクリティカル・イベントを生成する には、「クリティカル」チェック・ボックスを選択します。 次に、しきい値の有効プロセッサー使用のパーセンテージを選択します。 有効プロセッサー使用がしきい値設定以上になると、クリティカル重大度を持つ「有効 CPU (パーセンテージ)」イベントがモニターで生成されます。

    モニターで警告イベントを生成するには、「警告」チェック・ボックスを 選択します。 次に、しきい値の有効プロセッサー使用のパーセンテージを選択します。 有効プロセッサー使用がしきい値設定以上になると、警告重大度を持つ「有効 CPU (パーセンテージ)」イベントがモニターで生成されます。

    注: クリティカルと警告の両方のイベントにしきい値を設定できます。
    平均出力 モニターでクリティカル・イベントを生成する には、「クリティカル」チェック・ボックスを選択します。 次に、しきい値のワットを選択します。 ワットがしきい値設定以上になると、クリティカル重大度を持つ「平均出力」イベントがモニターで生成されます。

    モニターで警告イベントを生成するには、「警告」チェック・ボックスを 選択します。 次に、しきい値のワットを選択します。 ワットがしきい値設定以上になると、警告重大度を持つ「平均出力」イベントがモニターで生成されます。

    注: クリティカルと警告の両方のイベントにしきい値を設定できます。
    室内温度 モニターでクリティカル・イベントを生成する には、「クリティカル」チェック・ボックスを選択します。 次に、モニターするしきい値の温度を度 (摂氏) 単位で選択します。 温度がしきい値設定以上になると、クリティカル重大度を持つ「室内温度」イベントがモニターで生成されます。

    モニターで警告イベントを生成するには、「警告」チェック・ボックスを 選択します。 次に、モニターするしきい値の温度を度 (摂氏) 単位で選択します。 温度がしきい値設定以上になると、警告重大度を持つ「室内温度」イベントがモニターで生成されます。

    注: クリティカルと警告の両方のイベントにしきい値を設定できます。
  3. 指定したイベント・フィルターが満足のいくものになったら、「次へ」を クリックします。

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